3月10日から4日間、久し振りに日本にやってきたマーキーの日本滞在ドタバタ・リポートをお届け致しまーす♪ DVD『RAW』に加え、このリポートでますますバンド個人のキャラがバレバレになる事は確実です(笑)。読んだ感想は、メールで ramonesfcj@yahoo.co.jp に送ってください。待ってまーす。


■2005年2月某日
『RAW』発売元のキング・レコードより、「マーキーのプロモ来日の件で相談がある」というのでミーティングに出向く。向こう(マーキーのマネージャー? マーキーがマネージメントに要請?)から、「成田にリムジンを用意しろ」とか「ホテルは四つ星以上を用意しろ」など、普通のバンド来日ではあり得ない無理難題がどっさりリクエストされ、担当者が途方に暮れていた・・・。うーむ。「ラモーンズ時代もこんな感じだったんでしょうか?」との質問に、「いいえ、ぜんぜん。立ち食いそばでもOKな人達でした」と答えつつ、マネージメントのリクエストなのか、すっかりマーキーの人がかわったのか、と暗雲たちこめる中、来日を待つ事に・・・。実は、昨年9月12日のLAでのイヴェントでも同じような事が囁かれていて、まわりのスタッフからヒンシュクをかっていたという事件があったのだ。なので、(わがまま・ラモーンになってたら嫌だなぁ・・・)と思いつつ再会を待つ事に。


■2005年3月10日(木)
マーキーとパーソナル・マネージャーが、夕方、成田に到着。迎えに行った担当者によると、長旅にさすがに疲れた様子だったが、とりあえず「用意した普通車(!)」に無事に乗り込み(笑)、「『RAW』の売れ行きはどうだ?」とか「もう日本でゴールド・ディスクになったか?」など車中おしゃべりは止まらず・・・わがまま・ラモーンにはなってなくて安心したけど、すっかり商人(あきんど)・ラモーンになっていた(- -;) との報告を受ける。うひゃあ!


■2005年3月11日(金)
プロモーション日スタート。朝から約10本の取材と、夜はシネセゾン渋谷でのトークショーが待っているという過密スケジュールな一日。

FCは、まず6月に出版されるラモーンズ本の為のインタビューを手伝いに、夕方、都内某所ホテルの取材部屋へ。廊下で撮影の準備などをしていると、前の取材が終わったマーキーが部屋から出てきて私達をみつけ、「やぁ! Nice To See You!」の挨拶で来日初対面。「時差ボケで5時間くらいしか寝てないんだ」と目の下にはクマがくっきりできていたが、全身黒でキメて(黒い革ジャン、イーグル・ロゴの周りに「MARKY RAMONE AND FRIENDS」と入ったオリジナル黒Tシャツ、黒い革パン、黒いハイカット・スニーカー ←しかもコンバースのようなキャンバス地ではなく革!?)取材戦闘態勢はばっちりの様子でした。

夕方の取材という事もあり、FCは、おやつにミスドのドーナツ10コを持参し、廊下で本人に会った時に渡しました。で、その直後、取材部屋に入った私達の目の前には、なんと!!無惨にも引き裂かれたミスドの箱が・・・(一体何が?!)と中を覗くと、チョコレート・ドーナツ3コがあっという間になくなっていた・・・。ひええ。しかも箱のセロテープをはがすのが面倒だったのか、ミスド箱はダイナミックに引きちぎられ破かれて開いていて・・・よっぽど腹ペコだったのか?!(- -;) でもマーキーってそんなタイプです?!



こんな姿に誰がした?!


そして、時々スターバックスのブラック・アイス・コーヒーをちびちびと飲み(ほんとに晩酌状態でちびちびと、です)、「眠い」と言いながらも商人・ラモーンは「『RAW』の話」になると、ノンストップで喋る、喋る。(この内容は6月発売の本にて!) 最後に、宣伝用看板の前でかるく写真を撮り、ひとまずいいムードで、うちらの取材は終了。その後、取材は19時まで続き夕食タイムへ。

<20:00~/ディナー@渋谷 串助>
このHPを覗いてくれてる人達にはお馴染みの(?)ラモーンズ初来日の打ちあげ店、渋谷の串助(鶏肉や野菜の串焼き料理店)へ。

お寿司が大好きなマーキーは、串焼き専門店であることを知らずに、「ツナ、サーモンはあるか?」で、焼き鳥メインのお店が分かったところで、アスパラガス、はんぺんの磯辺焼き、手羽先を注文。お通し(サラダ風)の食べ方がどーも変なのでよく見ると、割り箸を割っていないじゃーん(笑)。一本の棒の状態で食べ物をすくい、笑いながら口に運んでいた。(誰かに突っ込んでもらいたかったのか?!) そして、飲み物はウーロン茶。しかもごくん、ごくんと、これまたダイナミックな飲みっぷり。すぐに♪からーん♪とこーりの音が。食べるときのダイナミックさはラモーンズ時代からでした。この時思い出しました(笑)。CJは箸の使い方が上手なので(NYは中華店が多いから、箸を使うのにもニューヨーカーは慣れているんだなぁ)と思えるんだけど、(マーキー見てると、やっぱ、まだまだか)と、思い直します。

マーキーは、お手拭きで何度も黒い革パンを拭くしぐさが目立ちました。(大事なのね?!) この店が、1980年初来日時の打ちあげ会場だったことを覚えている?と聞くと、「25年も前のこと? 思い出せるわけがないじゃん」と。(FC注/それと、当時彼のアル中は重症だったので、「飲むこと以外、頭になかったよ」と、こそっと隣のマネージャーに言ってたのを聞き逃さなかったので書いときまーす。)

途中から参加したトークショー司会者のマーティ・フリードマン(元メガデス)と初顔合わせ。マーティはすっかりファンの顔で、トークショー登場の仕方の打ち合わせ話で盛り上がりました。ちなみに、これFCのアイディア。
「good!!」とマーキー本人からお褒めの言葉。やったね!(笑)。

ジョニーのブロンズ像お披露目セレモニーには、ツアー中で出席できなかったマーキー。その後見に行ったかどうか聞くと、「メキシコ・ツアー終了直後に一人で見てきた」という答え。「セレモニーの時みたく、スターもパパラッチもいなくて静かでよかった」らしい。ジョーイ・ラモーン・プレイス、ジョニー・ラモーン像に続き、「ディー・ディーのためにも何かをすべきだ!」とコメントしていることについては、「帰国したら少し時間ができるから動き始めようと思っている。アイディアとしては、ロッカウェイ・ビーチにディー・ディーの名前が入った記念プレートか何かをつくる。政治家に交渉する予定なんだ」。何故マンハッタンから離れたロッカウェイ・ビーチに? 53rd&3rdではなく(?)と聞くと、「ビーチはディー・ディーの地元でもあるクイーンズにあるし、夏の間はたくさんの人たちが訪れるからいいと思って」とのこと。(しかし冬は寒いよ~。)
本日着用のオリジナルTシャツにプリントされている「MARKY RAMONE AND FRIENDS」は、特に新しいバンド名ではないらしい。(JOEY RAMONE AND FRIENDSの真似?)

そして、この日はキヤノンの新しいビデオ・カメラをどこにも持参。『RAW 2』用か?!(ちなみにこの日の朝、電気屋の前で開店を待つマーキーが、シネセゾン渋谷のスタッフに目撃されていたことが後で判明。購入したばかりの日本のカメラだったのでした。)

<22:40頃/マーキー ホテルへ帰る>
<22:50頃/マーキー シネセゾン渋谷入り>

<23:05~23:25/トークショー入場リハーサル>
何しろノリうちで決めたアイディアだけに、当日の、しかも30分前にリハをやるという、いっぱい、いっぱいのスケジュール。ドタバタなFCや関係者をよそに、革パンを黒いソフト・ジーンズに穿きかえてきたマーキーは、映画『ROCK'N'ROLL HIGH SCHOOL』でピンクのキャデラックからメンバー4人が降り、「Something To Do」が流れる中、行進する映像のように!という指示を笑いながら聞き、「こんな感じでしょ?」とドラム・スティックをカチカチ叩きながら、ご機嫌に指示に従ってくれてました。時間が迫っている状況っていう事もあり、FC会長ユキがほとんど怒鳴り声で皆にガンガン出す指示にも笑顔で対応。他のラモーンはビビってましたよ、ユキさん(笑)。



すっかりソノ気!マーキー&ミニミニ・ラモーンズ!!


マーキー&ミニミニ・ラモーンズが登場するアイディアを気に入った様子で、カツラをかぶったレコード会社担当者を見てゲラゲラ笑ってました。リハーサルが終わるたんびに、マネージャーに撮らせたビデオ映像を念入りにチェックし、大笑い。映画どおり、ドラム・スティックを鳴らしながら楽しそうに2回リハーサルを行う。しかし、劇場は開場を待つ観客がロビーに集合しているという状況で時間が迫りまくり、リハを終わらせ、すぐに楽屋へ。司会者マーティはラモーンズ・ファンなので、役作りは自分でやってもらい、ジョニーとディー・ディー役の二人(レコード会社担当)の服装のアレンジをする時間が5分しかなくなり、よってジョニーのカツラは、あのようなざんぎりになってしまいました。(当日買ってきたカツラを無理矢理ハサミでマッシュルームに切った為・・・。) とにかく、ミニミニ・ラモーンズの準備はOKで、グループ・ショットの撮影までしちゃって完成!!(笑)

<23:50~24:20/トークショー本番>
すでにシネセゾン渋谷は満席御礼状態で立ち見もチラホラ。生ラモーンを一目拝もうという若いファンからおじさんファンまで、どっさり、ぎっしり。そして会場の客電が消え、予定どおり映画のワン・シーンが突如スクリーンに登場。客席は、いざ!マーキーの登場か?!と拍手と歓声で、やわら場内ライヴ会場のような盛り上がりに!! みんな当然、前方のスクリーン前に現われると思っている。で、突然会場内の電気がつき、後ろの扉からマーキー&ミニミニ・ラモーンズが登場!!



先頭のミニ・ジョーイ、なりきってます・・・


サプライズな登場に歓声と拍手が鳴り止まず(あと、笑いやヒューヒューという口笛も)。マーキーは行進の途中で立ち止まり、観客に向かって満足そうに手を振って挨拶。ステージに上がってからは、観客に向かって投げキッスをしたりドラム・スティックを投げるなど、ラモーンズ時代には見た事のない過剰なサービスっぷり。さすが商人・ラモーン(笑)。スクリーンの前に座り質疑応答が始まると、マーティの上手すぎる日本語の司会とマニア振りがウケ、爆笑アリのかなり楽しいトークショーになりました。(この質疑応答の内容は、別途、完全復刻版で掲載するので待っててね。)



「みんな、オレに注目してる?」


約20~30分のトークショーが終わり、楽屋に戻ったマーキーは、「どうだった?どうだった?」とトークショーの様子をFCスタッフに聞いていて、「凄く楽しかったし良かった」と答えると満面の笑みで満足しておりました。しかも、まだドラム・スティックを握ったまま、ステップも軽く、廊下に置いてあった段ボールの中を覗いて(見たら、映画館販売用のラモーンズTシャツだったので)「1枚ほしい」と頂き、そのまま軽やかなステップのまま、鼻歌まじりでエレベーターに乗り、ホテルへ戻って行きました。


■2005年3月12日(土)
昨夜のトークショーの時に質問された、「日本のピザはどう?」を思い出し、朝食にピザとパスタを食べたマーキー。感想は、「お美味しかった」って(笑)。この日は夕方までフリー・タイムだったので、ラモーンズ来日時と同じように、おもちゃ屋やブート・ビデオ屋へ連れて行ってもらったそうで、満足気。

<16:30/マーキー HMV渋谷店入り>
控え室でおとなしくしているマーキーは、本日も全身黒づくめ(黒いサングラス、黒い革ジャン、Road To Ruinの黒Tシャツ、黒いソフト・ジーンズ、黒いハイカット・スニーカー)。昨夜も「まだ時差ボケで、よく寝られなかったよ」とのこと。しかも、日曜日のリハーサルが「朝9時からあるらしく、7時起きだってさ。カンベンしてほしいよ」とグチる。そりゃあ、愚痴るわなぁ。そして、ジェリー&デズはどこ?の質問には、「いま東京に向かってるところじゃないのー?」とそっけない返事。その理由は、先日ニュースに書いたとおりです。控え室では、おやつ?に、カロリーメイト(チョコレート味)と水を口にしてました。また、本日も司会担当のマーティ・フリードマンが、簡単な打ち合わせの合間にマニア発揮で個人的に質問しまくり(笑)。例えば、「Don't Come Closeという曲は、ラモーンズが初めてトライしたカントリー調の曲だけど、あれは誰のアイディアなのー?」とか。昨夜のシネセゾン渋谷でFCスタッフが撮影したマーキー&ミニミニ・ラモーンズの写真を渡すと、嬉しそうにサングラスをずらしてじぃーっと眺め、思い出し笑い?! 「明日(のライヴ)は必ずラモーンズTシャツを着てくるんだぞ!」と、翌日のライヴに行くFCスタッフらに何故か突然指示出し。言われなくても毎日着てまーす。

<17:00~17:28/トークショー>
会場の一角には100人程のファンが詰めかけ、マーキーの登場を待つ。100人といっても、これで十分イヴェント場のスペースは満員。司会のマーティが日本語で「質問を」と始めると、マーキーも「クエスチョンズ&アンサーズ!」と声を出してたね。昨日夜中のドタバタ盛り上がりトークと違い、こちらはみんな、じーっと見つめまくって真剣な雰囲気で静か。本人ちょっと(あれっ?)って感じだったみたいだけど、これはこれで、みんなが熱心に聞き入ってるので、昨夜と重複する質問があっても、嫌がらずに答えてました。



「みんなが真剣ならオレも真剣さっ」


時折、膝をパタパタ、ドラムを叩くような仕草をしたり、質問の途中でマネージャーが撮影中の自分のカメラに向かって手を振ったりと、商人振りは健在(笑)。会場のファンからも積極的に質問が出て、きちんと答えてました。(この様子・質問の内容も別途お知らせしまーす。)

<17:32~17:55/サイン会>
場内はサイン会の準備に入る。DVD購入時に配布された整理券を持った約80人のファンに、マーキーはシルバーやゴールドのペンでご機嫌にサイン。ひとりひとりとちゃんと握手して顔も見て、おざなりにしてないのは、これまでのラモーンズ・スタイル(日本では少なかったが、世界中のレコード店でサインを書きまくってきた経験)が完成されてるからだろうなぁと思いました。カメラを向けると、サイン中でもカメラ目線になるところが、『RAW』の為です、商人・ラモーンっつー感じだったが、ファンにはきちんと対応してたので全く文句はありません。毎日ご苦労様&ありがとう。



「オレってイケてる?」


<18:05/徒歩でタワー・レコード渋谷店で買い物>
ラモーンズ時代もジョニーと一緒によくレコード屋に出向いたマーキーだったが、今回も当然「買いたい」コールが。しかしHMVで店内うろつかれては混乱がおきるという事で、急きょタワー・レコードへ。ちゃんと歩いていきましたよ(笑)。そんなの当然なんだけどさ。ラモーンズ時代だって、ちゃんと歩いて&時間切れでタクシーにぎゅう詰めで乗った事はあるけど、普通に買い物です。来る前に言われていたセレブ対応みたいな事は要求されず、ほんと一安心。普通に渋谷の街を歩きました。



HMV裏口でもサイン攻め


タワー・レコードに到着し、ラモーンズ・コーナーのCDをチェック。ラモーンズ・ソングを視聴中のお客さんが、隣にホンモノが立っていることに気付いた途端、驚いてその場を立ち去る一幕も(笑)。何も逃げなくても・・・(苦笑)。マーキー・ラモーンが来店中と知った店員がBGMをラモーンズに変え、店内の他の客もマーキーに気付き、遠巻きに眺め始め、ざわざわとしたムード。でも、本人にサインや写真を頼む客は数えるほど。ちなみにラモーンズ時代もよくこんな現象になったけど、メンバーはちゃんとサインしまくってたよ。ぜんぜん嫌じゃないんですよ。むしろOKなくらい。でも、みんな怖がって遠巻き。ラモーンズ時代はサインばっかりするはめになって、たとえCDをちゃんと見る時間がなくなっても、帰り道に「仕事だから別にいいよ」(ジョニー)と言ってました。今回、マーキーが購入したCDは、60'sソフト・ロック・バンド、エタニティーズ・チルドレンのシングル・コレクション1枚、映画『バーバレラ』のサントラ1枚、計2枚だけ。「これだけでいいの?」「イナフ(十分)」と。



「ラモーンズ・コーナーを作ってくれてthanx!」


<19:00前/タワー・レコードから歩いて帰宅>
この日はハードロック・カフェでのディナーが予定されていたが、「明日のライヴのために、部屋でウォーミング・アップしたいから」という理由でキャンセル。朝も早いからという事でホテルへ向かうが、途中、「昨年LAで会ったときよりヘヴィに見える?」と何度も聞いてくるので、何の事かと思ったら、「3ポンド(約1.5Kg)も太ったんだ、ほら」と言って、お腹の肉をつまんで見せてました。うーん、見せられても困るが、あんまり太ったようには見えなかったけどね。でも、一気にドーナツ3個も食べてたら痩せないですね。朝からピザだし(苦笑)。さすが、アメリカンな食生活。だから「おやつはカロリー・メイトにする」って言ってたのか? でもダイエットするなら、おやつは抜きですよ。と、個人的意見はこの辺にし、連日、当然の事ながら酒も飲まず、遊びにも行かず、まっすぐホテルへご帰還のマーキーでした。


■2005年3月13日(日)
朝9時スタートのリハーサルの為、ホテルから車で1時間弱の会場までを往復。ホテル→会場(リハ)→ホテル→会場(本番)というわけで、夕方に会場入り。コンサートはイヴェントだったので、バンドがどっさり。その為、ミスフィッツの楽屋は日本のバンドと同じ部屋。これは、ラモーンズ時代にはあり得ませんでした。アメリカのイヴェント(ロラパルーザなどの場合)は、大型バスが各バンドに用意されるので、他のバンドと一緒なんて事はないのです。ともあれ10畳弱のスペースに、バンド×2と関係者などでごった返してて、とても長居は出来ない(いたくない)状態。テーブルの上には、ケータリングのハンバーグ&ライスが3人分置いてあったが、誰も手をつけず冷えててまずそう。



冷えてます・・・


そんな中、音楽雑誌やTV用インタビューが始まったり、フォト・セッションが始まったり・・・でも、連日黒づくめファッション&本日は「☆」のネックレスを付けたマーキーだけは、ソファーにずーっと座ってリラックスしている感じ。取材が始まっても、「昨日まで質問攻めだったんだ、ノー・モア・インタビュー!」と一人だけ応じず(笑)。どっかで調達した白マスクをつけたり、ローディーに「このマスクにバニー(ウサギ)の歯を書いてくれ」と頼んだり、鼻に割り箸やにんじんスティックをつっこんで、日本のバンドに?愛嬌を振りまいていました。FCは、シネセゾンやサイン会の写真を渡し、軽く話して外へ。とにかく狭くて長居は禁物、ジェリー・オンリーの一人発声練習も始まり、ウルさくて息苦しいーって感じで退散。



「2本でーもにんじん!」


ミスフィッツ&マーキー・ラモーンのライヴは夕方18時頃からスタート。ラモーンズ・ソングも数曲プレイし、HEY!HO!LET'S GO!コールもアリで、ただただ、ラモーンズの曲をでかい音で楽しみたいというファンには、このイヴェントはOK。当然、マーキーのファンや生のラモーンズ・ライヴを見た事がないという若いファンには、例えガラガラ声のラモーンズ・ソングでも聴ければ納得。ラモーンズは、ジョーイのあの声、モズライトの音、そしてCJ(ディー・ディー)、マーキーだ、というファンには全く納得のいかないハンドの姿。というわけで、ラモーンズ・ファンの間でも、このプロジェクトは賛否両論。



「ワールド・フェイマス・マーキー・ラモーンだぞっ!」


本日プレイしたラモーンズ・ソングは、「Teenage Lobotomy」「Sheena Is A Punk Rocker」「KKK」「I Wanna Be Sedated」そして、アンコールで「Blitzkrieg Bop」。ミスフィッツ・ソング、ブラック・フラッグ・ソングも加え、全25曲約50分の短いショウだったけど、「彼らのイヴェント」は無事に終了しました。その後、相変わらず狭くて人だらけの楽屋で、FC用プレゼントにマーキーのサイン入りマスク&サイン入りポスターをもらい、「また会おう!」とSay Goodbye!をし、早々に退散。



「Die Die My Darling♪」


■2005年3月14日(月)
昼過ぎにホテルを出発し、成田から帰国の途につきました。今回の滞在は短かったけれど、マーキーにとっては楽しい滞在になったようです♪ FCのニュースにも載せた言葉、「日本は半端じゃなかったぜ! ラモーンズ・マニアは健在だったよ」のとおり。今回は、映画『END OF THE CENTURY』公開後の来日で、日本の状況もバッチリのタイミングだったこともあり、全体的にホントにいい盛り上がりでした。今後もマーキー、CJには、いい形で来日し、クールなラモーンズの姿を見せてほしいと思います。<END>



「また来るぜっ!」


2005.04.09


テキスト及び写真 : 畔柳ユキ / Ramones Fan Club Japan ©RAMONES FAN CLUB JAPAN
ALL TEXT & Photos by ©yuki kuroyanagi & ©RAMONES FAN CLUB JAPAN

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