ラモーンズ・リスペクト・ソング:「サンキュー・フォー・ラモーンズ」を演るあのバンドは誰?ってことで、ザ50回転ズを直撃! 現在、2006年12月から続く80本を超える初の全国ツアー真っ最中。3月のアメリカ・ツアーでは、ニューヨークでラモーンズ・ロフトを訪れたり、ダニー・フィールズやCJ・ラモーンと対面。その時の最新ショットも交えながら、笑いの耐えなかったインタビューをお送りします。ギャー!!(笑)

●まずはじめに、ラモーンズを初めて聴いたのはいつ?


── ダニー:俺は高校の時ですかね。ベスパに乗ったラモーンズ・カットの先生に教えてもらったんですよ。いま32〜33歳ですかね。

── ボギー:俺も高校1年生の時ですね。パンクの登竜門的な位置まであがってたんで聴いてみました。

── ドリー:高校2〜3年頃ですかね。

●ちなみに、高校2〜3年て何年頃のこと?

── ダニー:いま23歳だから、高2は1999年!

●じゃあ、初めてラモーンズを聴いた時の印象を正直に教えて。

── ダニー:初めて聴いたのは『ラモーンズ・マニア』やったんですけど、よかったですね、すごいポップやなぁと。その時、ブルーハーツしか聴かん高校生やったんですけど、教師に車に乗せてもらって「あぁ、ブルーハーツ好きなんだったら、こんなの聴いてみなよ」って『ラモーンズ・マニア』をかけてくれた。「ロックンロール・レイディオ」で、「いやー、これはすごい!これ、もう大好きです!」って言うたの覚えてますね。いっちゃん最初の印象はそれですね。

── ボギー:俺はファーストを聴いて、正直、「わ、ボーカルはデカイし、ドラムあんま聴こえへんし、たるいなぁ」と思って。こんなもんかなぁと思いながら・・・。

●なるほどね。それからはあまり聴いたりしてないってこと?

── ボギー:その頃はちょっと離れて、また戻ってきて・・・で、僕も『ラモーンズ・マニア』で、いいなぁと思うようになりましたね。

●ちなみに、もう1999年だとラモーンズって全部CD出てるじゃない? その時に、どれを聴いてみようと思うの? やっぱりベスト盤『ラモーンズ・マニア』から聴いとくかって感じ?

── ダニー:俺は、さっきも言ったんすけど、教師が偶然すすめてくれたのがこれ(『ラモーンズ・マニア』)やったんで、かなりいい入り口やったなと自分でも思うんすけど、それが地下鉄のアレ(『サブタラニアン・ジャングル』)やったらどうします?(笑) アレやったら、ちょっとオワーッってなるでしょ?

●なんないよ(笑)。じゃあ、次を選ぶ時はどうするの?

── ダニー:『ドレイン・ブレイン』『ブレイン・ドレイン』だか何か知らんけど、アレだったら困るでしょ?

── ドリー:あのへんのジャケットは選ばないよ、俺。

●ジャケ買いは全然ないなあ、ファースト以外(笑)。ドリー君は?

── ドリー:ボギーと同じく最初はファーストから入って・・・

●自分で買ったの?

── ドリー:はい、好きなアーティストがラモーンズがいいって言ったとか、何かの影響があったと思うんすけど忘れました。ファーストから入り、ピンと来ず。

●ははは。なるほど、それで?

── ドリー:セカンドを聴いて、ポップさで持ってかれましたね。

── ダニー:さっきも話してたんですけど、ファーストってそんなにポップじゃないっすよね、そんなに。「ビート・オン・ザ・ブラット」や「電撃バップ」ぐらいのもんで、すごいキャッチーな曲ってそんなにないっすよね。セカンドに入ったらそのクラスのポップさのがボコボコボコボコ、もうほぼそんなポップさでセカンドやもんね。やっぱ聴きやすさとか入り口の広さで言ったらセカンドという話しましたけど、さっき。

●なるほど。今度はザ50回転ズについて。最初からこのメンバーでスタート? 出会ったきっかけは?

── ダニー:とある更生施設なんですけど。3人とも悪かったんで、大阪の南部のロックンロール少年院という。そこに貼り紙して集まったわけです。

●ボーカルは募集しなかったの?

── ダニー:したっけな? どうやった?

── ドリー:いや、してたけど、誰でもいいや、みたいな。

●よっぽどいいヤツがいなければ、俺が歌うよって感じ?

── ダニー:そうそう。歌うヤツがおらんかったら歌おうかな、ぐらいな。

●それは何年のこと?

── ダニー:50回転ズ始まる前に、ちょっとあんまり50回転ズと関係ないことウダウダしとった時期があって、それが2001年ぐらい。2001年に出会って、2003年までは全然50回転ズとしての活動はせず。英気を養ってました。英気を!

●もう英気を養う? 早っ!(笑)

── ダニー:こら、休んでないで活動せー!ですか(笑)。

●そうです(笑)。それがスタートで、その時には3人ともラモーンズを意識してるの?

── ダニー:うーん、好きは好きでしたけど、その頃ボギーはまだ「たるい」てゆうてましたからね。

●50回転ズの名前の由来は?

── ドリー:レコードの回転数が33回転と45回転とありますね。それよりも、もっと速く回ろうということで・・・つけたワケではなく!

●ないの?!(笑) 言っちゃっていいの?

── ダニー:大丈夫です。もう、これね、「なんでこんな名前なん?」っていうのが一番言われます。俺がいろんなバンド名をメチャメチャ書きまくって、英語表記はなくて全部カタカナか漢字まじりのヤツやったんすけど、その中から絞りに絞りあげられた(指を鳴らしながら)至極の50回転ズ!

●へええ。じゃあ、音について聞きたいんだけど、クラッシュとかピストルズとか、イギリスのパンクには影響受けてるの?

── ダニー:俺、ニューヨーク・パンクとイギリス・パンクを比べたことがあるんすけど、ニューヨーク・パンクで好きなのって、俺、ひょっとしたらラモーンズだけかも。リチャード・ヘルとかは、曲によってはって感じで。ジョニー・サンダースもパンクに入れるとして、まぁ、あれも一部の曲だけなんで。よう考えたら、俺、イギリスの方が好きなパンク・バンド多かったりするかも知れないですね。初期パンから一歩だけ遅れたその・・・デッドボーイズってチョイあとっすよね? そのへんとかのかっこいいイギリスのバンドがひょっとしたら好きなんかなぁと思って。ニューヨーク・バンドってちょっとアート志向でこましゃくれてるでしょ?

── ドリー:知的な感じ?

── ダニー:あいつら、タカビーな! そう、テレヴィジョンとかね。インテリすぎてわかんねーよ!(笑)

●音的には、本当はイギリスの方が好きとかそういう影響あるの?

── ダニー:音的にも、俺はラモーンズが一番好きですけどね。

── ドリー:俺も音はラモーンズですよ。

●そうなんだ?(ボギー君に向かって)なかなかラモーンズに行かないけど、「俺はやっぱりミック・ジョーンズが書く曲の方が好き!」とかそんな感じなの?

── ボギー:いや、僕ね、実は全然クラッシュだめやから。(ラモーンズは)ファーストが入り口でしばらく間はあったけど、セカンド、サードと聴いて、やっぱ聴いたことある曲が「ここに入ってたんや!」みたいな。僕、パンクとかあんまり通ってないんですけど・・・日本のロックンロールとか好きやったんで。50回転ズ組んだ頃に聴いてたのは、ハイロウズとかですね。

●その時ってもうハイロウズ?

── ダニー:もちろん。出会いが2001年ですから。

●ついこの間だね!(笑)

── ダニー:50回転ズ結成は2004年ですから。つい先日っす(笑)。ハイロウズも解散する勢いです。

●さっき、ブルーハーツも出たけど、ブルーハーツのどのへん? それもベストから入ったの?

── ダニー:いや、ブルーハーツはね、『ライヴ・オール・ソールド・アウト』でしたわ。あれ、ホンマ、今聴いてもブルハのベスト・アルバムだと思うんすけど。飯の時間に高校で流れてたんですけど、放送室に「これ何や?」いうて聞きに行ったら、ブルハのファーストやったんすよ。で、ファーストがほしくてレコ屋に行ったんすけど、レコ屋っつうか、電気屋とレコ屋が一緒になったとこ行ったんすけど、何を間違ったか、俺はブルハの『オール・ソールド・アウト』を買ってしまって、「あちゃー!」で、今考えたらええ選択なんすけど、その頃はガックリしながら「終わらない歌はあの音じゃない」とか言いながら・・・はい。

●間違えちゃった、と(笑)。

── ダニー:けど、まぁ、今考えたらね、ホンマ、ベストのベストから入ったなぁ、思いますけど。素晴らしいアルバムでした、あれは。

●なるほどね。ということは、ラモーンズ以外に影響を受けたバンドや音と言うと、その次だとブルーハーツって感じ?

── ダニー:俺は・・・そうかなぁ。

●もっと意外なヤツでもいいんだけど? 美空ひばりが実は好きなんですとか。

── ダニー:影響受けるほど好きじゃないなぁ。好きは好きやけど。

── ドリー:全然好きですけどね。

── ダニー:俺ら、いろいろ好きですよ。ファースト聴いてもらって分かるとおり。

●じゃあ、日本のGS(グループ・サウンズ)とかも聴いてるの? そのルックスからすると。

── ダニー:GSも、かっこええGSは聴いてきましたよ。

●かっこええGSってどのへん? スパイダースとかテンプターズ?

── ダニー:スパイダース、ゴールデン・カップスとか聴きましたよ。でも女々しい「ボクちゃん悲しいよ〜」みたいな曲あるじゃないですか。GSってそんなん80%じゃないですか。だからそんなんは、ほぼ無視しながら、ビートのきいたヤツ。

●じゃあ、GSの影響も受けたってこと?

── ダニー:GSは50回転ズの反映の仕方で言うたら10%未満ですね。

── ドリー:影響受けるってほどでもないかな。

●ラモーンズは何%と言えるの?

── ダニー:そうですね、フェイバリットいっぱいあって、一番は一番ですけど、一番はいっぱいありますからね。フィールグッドも一番やし、ブルーハーツも一番やし。俺はギタリストやから、チャック・ベリーも一番なんすけど。

●(ボギー君とドリー君に向かって)2人は?

── ボギー:うーん・・・

── ドリー:ピストルズも好きだし、T-REXとかも好きだし、ニューヨーク・ドールズも好きだし。

●結構ほとんど洋楽だね。

── ドリー:そうすかね。

── ダニー:言われてみたら、そうやな。でも、キャロルとかも一番好きっすよ。ジャンプスーツほしいなぁと思うけど、まぁ、似合わんからやめとこぐらいのね。キャロルのDVD持ってますしね。再発の持ってますし。

●買ったんだ?(笑)

── ダニー:買いました。『燃えつきるキャロル』のライヴ盤2枚組持ってますから、LPで(笑)。

●借りればよかったのに。

── ダニー:買いますよ、だって100円やったもん。リサイクルショップで。

●あ、そう。わかりました(笑)。えーと、また50回転ズの話に戻って、ヘア・スタイルとか服装は誰のアイディアだったの? ラモーンズが革ジャンで貫き通したみたいなのを真似して統一してみようとか、そういったとこもあるの? ユニフォーム的な?

── ダニー:いや、ラモーンズだけに限らずね、ユニフォームがバッシリ揃ってるバンドって見た目かっこよくないですか? ステージや写真とか見てて。白シャツに黒ネクタイ、ボン!みたいな、黒シャツに白ネクタイ、ボン!みたいな。そういうのにちょっと憧れはあったんすね、ラモーンズだけじゃなくて。それ、イギリスのパワーポップとかって・・・パワーポップって揃ってないようなイメージありますけど、結構揃ってたりするんですよ。

●そうすると、モッズの影響とかもあるの?

── ダニー:そう、モッズのことは全然知らんかったから、スーツかっこええんちゃうかなと思ってスーツ着たり、それが始めっすよね。

── ドリー:見た目の影響を受けてますね。

●見た目は大事だよね。

── ダニー:モッズは見た目の影響、めちゃめちゃ受けてます。

── ドリー:音楽的な影響は受けてないですけど。

── ダニー:ほとんど受けてないでしょ。

●本当? でも、ザ・フーとかジャムとか、あのへん聴かないの?

── ダニー:俺、ジャムのレコード1枚も持ってないですもん。

●マジ? いいよー。フーなんて本当に最高だよ。

── ドリー:ジャムはファーストだけかな。

●それ聴いて、どう思った?

── ドリー:うーん、まぁ、悪くもないけど・・・(笑)。

── ダニー:俺、ジャム一応聴いたんすよ、1枚目2枚目全曲。やっぱ買わんでええと思いましたもん。

●へぇ、そうなんだ?

── ダニー:だから、モッズとかネオ・モッズっていう連中は、あんま好きじゃないんかも知れない。

●そのポップさの違いは何だろうね? 個人的に、ラモーンズのファースト、セカンドあたりの前半とジャムのいい時のサウンドって、両方ともタイトでいいなと思って聴けるんだけど、そこは違うんだ?

── ダニー:今聴いたらね、またちゃうんかも、ジャムも。結構前に聴いて、もうしばらく置いとるんすよね。寝かしとるんすよ。

●寝かしとくと、どうなるの? そのうち好きになる?

── ダニー:こっちが頭や目が広くなるじゃないすか。だから、かっこいいなと思える範囲が広くなっとるから、あとから聴くんですけど、たいがいアカンすね。でも、高校の時に、今俺が好きなパワーポップとか聴いたら、「うわー、ぬるいのー」ってゆっとるような気ぃしますしね。

●高校って、またまたついこの間だね(笑)。そんな遠くないでしょ。

── ダニー:まぁね。でも、高校の時にはブルーハーツしか聴いてなかったんで、こんなやったんすね。世界中のあらゆる音楽のこんなん。360度中の0.1度ぐらいやったんで、そっから徐々に徐々にラモーンズ、フィールグッド・・・と。

●わかった。じゃあ、見た目のかっこよさで、モッズの音はダメだったというわけだけど、スーツはかっこいいからいただき!ってことかな。バンド編成としては、バンドだとやっぱり4人かなとか3人かなとか、そういうことは考えなかったの? 3人で集まってるからこれでいいやっていう感じ?

── ダニー:そうですね、別に3人にこだわったわけではないすけど、ただギター2人のバンドは俺ができるかなと思った時に・・・ボーカル入れるとかじゃなくて、例えばギター入れるとかギター&ボーカルとかね。そんなんおったとしたら、俺ようやらんやろうなぁと思うし・・・

●自分がボーカリストになりたいと思ったことはないの?

── ダニー:あ、俺一番最初はもう歌いながらギター弾いてましたよ、高校の時は。

●いや、だからジョーイばりに、唄は俺が一人で歌うみたいな・・・

── ドリー:ピン・ボーカルですか?

●そう(笑)。

── ダニー:あー、ないっすねぇ。俺たぶんね、ギターと歌は同列ぐらいで好きなんすね、両方。だからリフから曲もできるし、歌から曲もできるし。

●ところで、そのユニフォーム、この格好嫌いですっていうメンバーはいないの?(笑)

── 全員:(爆笑)。

●実は、本当はこういうのやりたいんですけどって、今だから言っちゃえみたいな。ディー・ディーみたいに実は髪型変えたいのにやらせてもらえないみたいの?

── ダニー:髪切ってもいいすけど、坊主で全員Oi!パンみたいな格好してやってみたいなと思ってた時期もあったんすけどね。

●例えばコンセプトとしては、今後、来年は全く違う50回転ズになってるぜ!っていうのもあり?

── ダニー:もちろんアリですね。変に定着せんでも、別に俺はそんな定着の仕方求めてないっすから。やりたいことやってて、それがいいって言ってくれる人がおるんやったらね。俺、その格好がどうとか別に、この衣装もいつ変わるか分かんないっす(笑)。この髪もいつ切るか分かんないっす(笑)。

●そうなの?(笑) でも髪型とかは、一応こうしようって決めたの?

── ダニー:そうっすね。やっぱ、朝起きて誰かが坊主やったりしたら、ちょっとヒンシュク。

── 全員:(笑)。

●へえ。そうなったらどうなるの? ケンカ?(笑)

── ボギー:解雇?

── ダニー:そうするともう、ヅラ買いに行かすしかないっすね。

●ヅラかぁ(笑)。

── ダニー:でも、まぁ今はね。今は、ですよ。

── ボギー:いっせーの!でこうなったワケじゃないですから。皆やっぱこういう髪型のバンドが好きで、過去にやってたっていう(笑)。

── ドリー:バンドが好きというか、そういうことを考える前にもうコレやったですから。

── ダニー:チョイ伸び坊主で耳も出てるけど前髪をパスッっと弧を描いてるようなヤツは、俺さっき考えたら小中高って思ったんすけど、ホンマはもっと前からしてました。小学校入る前ももちろん親が切ってたからなってたし、小学校は、俺はそれが気に入ってたからやってたし、中高も全く同じで自分が気に入ってたからやってましたからね。坊主チョイ伸び。で、前ばっちり。

●自分たちでお互い切り合ってるの?

── ボギー:僕は後ろも自分でやってます。

── ドリー:僕もやってます。

── ダニー:引っつかんで切ってますよ。

●上手だね。凄い。切れないよ普通。

── ダニー:いえ、切れますって(笑)。

── ドリー:意外とテキトー(笑)。

── ダニー:グチャグチャですからね、近くで見ると。

●気に入ってる?

── 全員:(うなづき爆笑)。

●では、ラモーンズで最初にコピーした曲は何でしょう?

── ダニー:俺、「ロッカウェイ・ビーチ」。しかも、ドラムで。

●何でドラム?

── ダニー:「ロッカウェイ・ビーチ」と「ビート・オン・ザ・ブラット」と「ロックンロール・ハイスクール」を一緒の時にドラムでやった。

●この3人で?

── ダニー:いや、違います。

●「ロッカウェイ・ビーチ」が一番簡単ってこと?

── ダニー:いや、一番かっこよかったんですよね。ロリータ18号がトイドールズとかツアー回ったじゃないですか。あの時のビデオが出てて、そのビデオを持ってたんですね。その中で「ロッカウェイ・ビーチ」を歌ってて、「これ、かっこええな」って元を見たらラモーンズってクレジットがあったんで、「あぁ、これだ」と思って。

── ボギー:ちゃんとしたバンドでやったのは、たぶんこのメンバーで電撃バップやったと思いますけど。個人的に「ティーンエイジ・ロボトミー」を家で叩いたりしてましたけど。

── ドリー:僕はですね、たぶん、最初は「電撃バップ」だと思うんですけど。高校の時ですかね。

●高校の時にもバンドやってた?

── ドリー:やってました。

●ベース?

── ドリー:ベースはいなくて、ラモーンズやってたバンドでは(ベースを)やりました。別にラモーンズだけをコピーするバンドじゃなかった。

── ダニー:高校生ってそうやね。ステージにこだわりないもん。

── ドリー:全然ない。ピストルズあり、ラモーンズありな感じだと思うんですけどね。

●「サンキュー・フォー・ラモーンズ」を書いたきっかけは? 沢山好きなバンドがいる中、「ラモーンズ」をチョイスの理由というか、歌にまでしようと思ったのは?

── ダニー:いや、好きなもんて、やっぱ歌にする価値があるというか、するべきかなぁと思って。それでも結構最初の1年ぐらいちゃいますかね、作って1年、作ったのは2005年ぐらいだったと思いますわ。で、その時、ラモーンズに一番どっぷりな時期で、その時のフェイバリットはひとつ、ラモーンズ!という時期あったんで、その時にバスッと作りました。

── ドリー:皆好きですからね。

●「ストーンズよりピストルズより」って言い切ってる。「そうなんだよ」というような賛同する意見も会員からきたりするよ。

── ダニー:そうなんですか、あちゃー。でも俺、ホンマにそうやけどな。俺、その3バンドよりは確実にラモーンズの方が好きや。

── ボギー:うん!

●あの一曲は完璧なリスペクト・ソングでしょ? アプローチしちゃってるし。

── ダニー:恐縮でございます! あーりがとうございます!

●次の「Mr. 1-2-3-4 Man」は、突然出てきた感じ? これもディー・ディー、リスペクト・ソング?

── ダニー:これディー・ディーなんですけど、何かでチラッと「ヤツの1-2-3-4は世界を変えた」っていう文が一番あって、これ言っていいか知らんですけど、その文章を見て「うわー、そらそうだわ」と思って、俺も変えられた人間やわと思って。カタギの道をそれでまた一歩踏み外したワケですから、こっちも。そういうことですわ。

●なるほどね(笑)。それでまたやっぱりそこで曲にしようと?

── ダニー:はい。何にしろ、曲になるぐらいドラマティックな人たちなんじゃないですかと、思いますけど、勝手に。

●ドラマチックかぁ、あんまり考えたことなかった(笑)。

── ドリー:伝説ですからね。

●あ、伝説ね。世代で違うのかなと今思いました(笑)。

── ダニー:リアルタイムとは違うと?

●リアルタイムはかなり厳しいヘヴィな時期ばっかりの印象。でも君たちみたいな今の人達には、いきなり目の前に「伝説」だよね。

── ダニー:そうっすねー。

●私にとって今は伝説だけど、当時はそうじゃない(笑)。最近のファンは、やっぱりずっと続けて来たから凄いと言うじゃない? でも、リアルタイムの世代は一緒に生きてるわけだから、同じ経過というか。当時の出来事は伝説でもなんでもない。だから、意識としてはそんなに歌になるほどじゃない価値のまま来ちゃってるのかもね。

── ダニー:でも、いま伝説になってなくても、俺が好きやったら歌を書きますしね。そういうことですよね。

●そっか。でも、10年前にそういう歌作ってる人いなかったなぁ(笑)。

── ダニー:まぁね。俺もたぶん10年前に23歳やったら作ってないかも知れないですね。

●ガーン。なんだよ(笑)。

── ダニー:世間がそうなっとったかも知れんし、俺はそうじゃないこと祈りたいですけど。まぁ、分からんですけど(笑)。

●当時忘れちゃったけど、ラモーンズがそんなに凄いバンドって人々は見てなくって、どっちかっていうと初期の方なんて「笑っちゃうよねー、皆同じ格好してる」みたいな、そういうノリだから。

── ダニー:いや、でも俺はたぶんね、そのリアルタイムにおっても好きと思いますわ。今でもやっぱそういうの好きやから笑われることも多いし、このバンドやってると。やっぱりその頃もそんな立ち位置やと思いますよ。

●時代に合わなくても、例えばさっきモッズとかかっこよかったって言ってたけど、例えばラバー・ソールが流行っている時代にラモーンズの運動靴買う? コンバースだったらいいんだけど、運動靴。買わないでしょ?

── ダニー:わからん! 行ってみな、わからん!

●OK(笑)、じゃあ、生のラモーンズ体験はないと思うんだけど、動くラモーンズを見たのはどこでいつ?

── ダニー:ブートのビデオもあるし、『ロックンロール・ハイスクール』も観たし・・・

●例えば、ブルーハーツを知った後に、ラモーンズのビデオを貸してあげるとかそういうノリ?

── ダニー:イエス。

── ドリー:俺もライヴビデオですね。

── ボギー:うん。

●ブートレッグとか簡単に手に入ったの?

── ドリー:すぐ手に入りました。安かったりして、買いましたよ。

── ダニー:超画像悪くて、しゃべり声とか聞こえるんすよ。「おい、ちょっとお前、揺れるからちょっとやめて」とか英語でたぶん言ってるんでしょうね。

●ライヴ映像だね。それ観た時、3人ともどう思った?

── ドリー:同じビデオ観たわけじゃないですけどね。

── ダニー:俺、それは後期やったからなー。

── ドリー:俺、メチャクチャいい! 1970・・・

── ダニー:俺、1989年やわ。CJやったもん、モロ。

── ドリー:凄いいいのあるんすけどね。ディー・ディーの時代で映像も結構キレイなんすよ。ドラムは確かトミーだったかな。白黒で。

── ダニー:ペチャクチャ喋ってるラモーンズの・・・あれちゃうの? 白黒の?

── ドリー:ペチャクチャ喋ってるやつ?

── ダニー:ライヴ中にペチャクチャ喋ってる・・・あの、「あれ、やろーよ」ってトミーがゆうてるCBGBのライヴ映像・・・映画に使われてたんや、そう! それを俺、何かで観たんよ。映画以外で観た。1976〜1977年ちゃうの? ホンマに、トミーなんかファーストの写真より若いっすよ。髪も短くて。トミーってギリギリ分かるぐらいの。グラサンなかったら分からん!ヘソ出しルックじゃなかったら分からん!みたいな。

●それを観た時どう思った? かっこいいと思った?

── ダニー:でも、それ観たの結構あとのことやからな。映像観たのは、レコードで聴いて聴いて、大体像を掴めてきた頃に映像を買うたからなぁ。

●像は掴めてきたんだ?

── ダニー:あ! いっちばん最初の映像、俺、『ロックンロール・ハイスクール』ですわ。ピンクのキャデラックから降りてくるところが、「だっせーーー!」と思って。しかも、何もないのにマーキーがドラムスティック叩きながら歩く。

── 全員:(笑)。

── ダニー:のっそりのっそり降りてくるあれはダサイ。ディー・ディーが喋った言葉は「ピッツァ」のみ! ジョーイもダサイ。でも、あのライヴの映像は素晴らしい! あの「カリフォルニア・サン」はホンマしびれましたね。あれ見て、「「カリフォルニア・サン」絶対に演ったろう!」って。たまに演りますけど。

●『エンド・オブ・ザ・センチュリー』は観てる?

── ダニー&ドリー:観ました。でも公開された時は、絶対観んとこうと思って。

●理由は? 何か噂を聞いてたの?

── ダニー:そうそう。「そんなんバンドやねんから、ケンカぐらいするやろー。女の取り合いもするし、金に汚いヤツもおるやろ」と思うてたから、端がごちゃごちゃ言うてるのがうっとうしくて、「バンドだってビジネスなんやから、それはあるっちゅうの」って思って放ってました。で、最近になって観ました。今年に入ってから。「あんなもんや!」っていう感じでした。思ったより悪くなかった。フツーやった。「バンドってこれぐらいやろ」って。逆に、あれ観て怖いとか言う人おるってことは、バンドを夢として描いてんのやろなって。

── ドリー:ぬるいもんとして。

── ダニー:そうそう、バンドなんかぬるくねーよ!

●悟ってるね(笑)。

── ダニー:悟っちゃってる、こっちは。

●(ボギー君&ドリー君に向かって)2人はいつ観たの?

── ボギー:僕は観てないです。『ロウ』は観たけど。

── ドリー:確か俺が観て、次に皆で会った時にダニーが「この前、『エンド・オブ・ザ・センチュリー』観てさ」って、「あ、俺も観た」っていう感じ。俺も、裏のゴタゴタとかどうでもいいって思って観る気なかったんですけど。

── ダニー:観たら結構よかったし、何のこっちゃなかった。そんなゴタゴタしてないしなぁ、あの映画では。ホンマにドツキ合いのケンカとか、いじめとかがもの凄い横行してたらイヤですけど。皆一人の人間として、バンドマンとしてケンカしてるだけやから。別にそれはあるやろと。

●50回転ズにいじめもあるんですか?

── ドリー:ダニーがいじめられてね。

── ダニー:たまに顔腫らしてますね。「ライヴに出られないよー」とか言いながら。

── ドリー:「甘えんじゃねーよ」って(笑)。

── ボギー:「髪切りてーよ」とか言って(笑)。

●ところで、ライヴ何回か見せてもらったんだけど、演奏上手いですね。

── ダニー:とんでもございません!

── ドリー:ガタガタですけどね(笑)。

●いやいや、初めて観たのはフジロックで、「え!?」っていう感じで、しかも外だったからかなり音の条件は悪いと思うんだけど、それもなくて本当にビックリで。で、練習の鬼なの?

── ダニー:正直あのねぇ、こんなこと言っていいか分かんないすけど、練習はたぶん他のバンドよりしてないっすね(笑)。

●そうなの? 絶対に沢山練習してるイメージがあるんだけど。

── ダニー:あー、じゃあ、してます!

── 全員:(笑)。

── ダニー:えー、してる方がかっこいいですか?

●観た人が「ビックリした!」みたいなこと言うよ。

── ダニー:「ビックリした」って失礼やなー! 失礼な話や、これー(笑)!

── 全員:(笑)。

── ドリー:いや、練習しない時は1ヶ月とかしなかったりしますからね。スタジオに入らなかったり。ライヴのリハが練習っす。

── ダニー:ライヴの前にちょっと。でも、いまもでもそんなガッツリ入れてはないですね。

●じゃあ、ラモーンズのグッズでお気に入りがあれば教えて。

── ダニー:こないだ会ったゴドリスとロバート・ベイリーと『エンド・オブ・ザ・センチュリー』の監督のサインが入ったTシャツ。しかも50回転ズのTシャツ! 俺、思い入れもクソも泣きそうになりましたから、その日は。人生で一番幸せでしたからね。幸せすぎて動けんかったもん。

●はい、超ハイテンションでした(笑)。じゃ、ボギー君。

── ボギー:僕はこのワンスターっすね(と、革ジャンを見せる)。

●凄いね。それはどこで手に入れたの?

── ボギー:これね、ネットオークションです(笑)。

── ダニー:何か現代っ子だなぁ。

── ドリー:嘘つけって、お前、なんか・・・

── ボギー:あー、えー、ニューヨークの古着屋で。

── 全員:(爆笑)。

── ダニー:ニューヨークにワンスター買うために行ったとか言ってほしいな(笑)。

●幾らで?

── ボギー:2万ぐらいですかね。

●これを着るチャンスはあるの?

── ボギー:これが普段着ですよ。

●さっきニューヨーク・パンクに関しては何か言ってましたけど(笑)、アートに興味はありますか?

── ダニー:アートってねぇ、アートぶろうと思ってアートしてるヤツは嫌いですけど、腹の底から出そうと思って出してるアートは凄いですね。何見てもかっこいいですよ。そんなんは、アートと言うたら失礼ですよ、その人の作品。そういうのはホント凄い好きですよ、音楽でも。

── ボギー:あと、さっき言うの忘れたけど、高校の時、ギターウルフがめっちゃ好きやって、あの人めっちゃ(ラモーンズが)好きじゃないですか。それで、さっき言うとった「ティーエイジ・ロボトミー」とかもそれで改めて聴いてみて、「うわー、3枚目かっこええ!」みたいな感じでまた入ってって、またラモーンズ聴き出したくらいですね、ちょうどコピーしてた頃に。

●この間、セイジさんと共演できて良かったね。

── ボギー:あぁ、もう初めてした時はヤバかったですね。

── ダニー:テレビ、たぶんスカパーの人がやってるイベント、で、大阪クアトロ、東京クアトロ。

── (誰かが小声で):フジロック!

── ボギー:(笑)。

●割とギターウルフを崇拝って感じ?

── ボギー:いや、そこまでではないですけど。

●ブルーハーツ、ギターウルフみたいな。そうでもないの?

── ボギー:いや、まぁそりゃ、めっちゃ好きなひとつですけど。

●音楽的な影響はあんまり?

── ボギー:フツーに私生活で聴いてて楽しいぐらいですけど。

── ドリー:あの人(セイジさん)、ふり切ってるからね。

── ボギー:そうそう。

── ダニー:ギターウルフは音楽的な影響ゼロやな、マジで。

●なるほどね。じゃあ、ギターウルフに影響されて革ジャンを買ったの?

── ボギー:そうそう、映像を観た時も、ラモーンズ観た時も、「あぁ、なるほど、こういうところからきてんのか」みたいな。

●「革ジャンにしませんか」ってダニー君とドリー君に提案したりは?

── ボギー:いやー、やっぱドラムとして叩きにくいのこの上ないから(笑)、あえて言わんとこうと思って。

── ダニー:俺も、メチャクチャ小さすぎるやつとちょうどええやつと持ってます。あとちょっとデカすぎるやつと。デカすぎるやつ着れんから、肥えた時用に置いとこうと思って。

●肥えた人はバンドやんない方がいいんでしょ?(笑)

── ダニー:あ、そうっすね。イギー・ポップのギターとかドラムとか終わってますからね、ストゥージズの。あんなんバンド辞めちまえ。ブルースやれ、ブルース。肥えたらブルースでしょ、オーバーオール着て。ヒルビリーとかね。

── 全員:(笑)。

●じゃあ、ドリー君は?(笑)

── ドリー:僕はですね、1996年のライヴ・ビデオ。

●ブエノス・アイレス・・・それ、私達現地にいました。

── ダニー:えー!!!

── ドリー:これ何万人おったんすか?

●3万人・・・一応サッカー・スタジアムだから7万人収容で、ステージ作ったり何だかんだで、3〜5万って言われてる。水牛みたいだから、あちらの人たちは(笑)。

── ダニー:え、どこって?

── ドリー:ブエノス・アイレス。

●アルゼンチン。南米。地球の反対側。

── ダニー:超大盛り上がりの。

●例えば、1日に日本出て、7日に帰ってくるでしょ? 向こうにいるのは3日っていう。

── ダニー:あー! なるほど、なるほど。

●移動で半分はなくなってるっていう。

── ドリー:何でこれを選んだかって言うと、何で1970年代のじゃないかって言うと、こっちの方を先に見たんすよ。ラモーンズの映像って言ったら、『ロックンロール・ハイスクール』よりこれを先に見たから。で、メチャメチャ面白いと思いました(笑)。何演ってるか分かんないっす。速すぎて何演ってるか分かんないし、終わったらすぐ「1-2-3-4!」だし。そういう何か、ファーストを聴いて、セカンドを聴いてて、「あぁ、ポップじゃん、いいじゃん」と思ってた時とは違う衝撃があって(笑)。

── ダニー:来日公演に行った人の話によると、「途中まで何の曲演ってるか分からん。全部一緒すぎて」って。「1-2-3-4!」ダンザン、ダンザン、ダンザン♪ 間奏に入って、「あ!これか!」みたいな。ブレイクとかあって、ようやく分かるみたいな。

●そんな感じ。ハァハァ言っちゃうもん、観てる方も(笑)。それはラモーンズの一番最後のショーって言われてたんだよね。本当に一番最後だって言うから、行くか!って。

── ダニー:地球の裏側まで。

── ドリー:ほんで、あんなに人集まっとったんですか?

●いや、南米ではもともとビートルス、ストーンズ、ラモーンズって言われるくらいの人気だし、ホテルもVIP待遇。ホテルの窓から手をふると、女の子たちが「キャー!」みたいな。

── ドリー:アメリカ帰ったらラモーンズ・・・

── ダニー:またCBGBに逆戻り(笑)。

●その差もすごいんだけど、南米ではビートルズみたいに、追っかけられて車を叩かれる。FC会員とニューヨーク経由で成田に帰ってきたんだけど、メンバーに「会員に会ってもらえないか?」と頼んだら、南米じゃとても無理だから、「ニューヨークの空港で待ってて」って言われて、待ってたらフツーに出てきて皆で握手して写真撮って「地下鉄で帰ろうかな」という感じ。南米じゃSPが付くくらいなのに(笑)。

── ダニー:飛行機に乗った瞬間にシュンって?(笑)

●いや、南米での人気に浮かれたり調子に乗ってる感じは全くなかった。別にそれはそれって感じで落ち着いてた。そこが偉いなと思ってた。で、そのビデオはどこかのテレビの映像?

── ドリー:アップになったり、そうですね。ジョーイの肥えた体が・・・

── ダニー:何年、それ?

── ドリー:1996年。

── ダニー:96!

── ドリー:もう直前ですわ。

── ダニー:ホンマや!直前や!

── ドリー:これ見たから、たぶん『ラモーンズ・マニア』買ったんじゃないかなぁ。

●そうすると、すごくゆるく感じなかった? 遅いなぁみたいな。

── ドリー:いや、俺、初期の方がやっぱり好きは好きなんで。速すぎるなぁと思ってます、今でも(笑)。こんなに速くする必要はないと思う。

── ダニー:後期のライヴ盤って後期のアルバムから演らんことない?

── ドリー:そうね。

── ダニー:もうホンマに皆が大好きなバブルガム・ポップみたいなやつ目白押しで演りますよね。

●なるほどね。いないバンドも含め、共演したいバンドをひとつずつ。

── ダニー:さっき挙げたフェイバリットなバンドとは全部共演したいですね。

●例えば、今はクロマニヨンズなの?

── ダニー:クロマニヨンズは、俺は全然興味ないっすね。ブルーハーツとラモーンズと、Dr. フィールグッドと50回転ズで、全国ツアーしたいっすね。

── 全員:(笑)。

●わあ、いいね、素晴らしい!(笑)

── ダニー:スプリット・ツアー。その後でちょっとレコーディングしてね、お互いの曲カバーし合って。その4バンドでそういうのやりたいっすね。

●いいね!

── ダニー:いいねって、どんだけ死んどるバンドか!

●ははは。それ素敵。なかなかいい! じゃ次。

── ボギー:もう、ほとんど言われましたね。ラモーンズ、ブルーハーツ。

●河ちゃんとかがいる時のブルーハーツでしょ?

── ボギー:うん。ま、僕はハイロウズも好きですけど。

●例えば、仮にハイロウズ、ブルーハーツちょっとやります!みたいな時期が来たとするじゃん。大立候補って感じ?

── ダニー:まぁ、当然そうでしょう!

●凄そうだけど。

── ダニー:全く音楽性は違いますけどね。いや、でも、同じ日に同じステージに立ちたいという気持ちは凄いある。

●死んでるワケじゃないから、可能性はあるじゃない? 3年後に武道館でブルーハーツ1回やりますってことになった時に、2つか3つ前座入れようかみたいな時に・・・

── ダニー:それはもう出たいですね。ストーンズの前座より出たいっす俺、ホンマに。

●じゃあ、ドリー君。

── ドリー:うーん、そうっすねぇ。まぁ、一番のバンドはたくさんあるワケですよ、ラモーンズだったり、ブルーハーツだったり・・・これっていう(笑)。全部とやりたいですけどね。でも、ラモーンズとブルーハーツを並べられてどっちかって言われたら、ちょっとそれは困るもんがあるな。

── ダニー:どっちか選ばな死ぬ、言われたら?

── ドリー:うーん・・・死ぬかも(笑)。

── 全員:(笑)。

── ダニー:ちゃうちゃうちゃう、「どっちか選んでくれな死ぬ!」ってイベンターが言うてんねん。イベンターが、「どっちかしか無理ですわ。ブルーハーツかラモーンズやったら、どっちかできます。どっちかやったらいけるんすけど、どっちか選んでもらわんと、俺死ぬんですけどねぇって」・・・

── 全員:(爆笑)。

── ドリー:じゃあ、すみませんけど!

── ダニー:死んでくれ! いや、でも俺それやったら、絶対どっちかとやるけどな。絶対選ぶ!

── ドリー:いや、もちろん、その時は決めるけど、その時じゃないから決められへん!

── ダニー:俺、クジ引くよ、絶対。自分にも分からんクジで。

── ドリー:当日まで分からん。

●死ぬ相談うんぬんは後でしてもらうとして(笑)。50回転ズのメンバーになるための条件ってあるの? 例えば、髪型はこうしなきゃダメ!とか。

── ドリー:なるほど、それいいなぁ(笑)。

●「どうしても入れてください!」って子がいたらの条件とは?

── ダニー:パートは何でいきましょう?

●足が細くなきゃダメとか、ジーンズのサイズはこれじゃないとダメとか。だって、デブは入れないんでしょ?(笑)

── ダニー:いや、デブはね、俺は若いデブは好きなんすよ。若いデブかっこいいすよ。ハイヴスのベースとかかっこいいですよ。

── ドリー:最初メンバー探してる時に・・・

── ダニー:そう、俺、ベースはデブがええと思ってた、ずっと。ドラムかベースはどっちかデブがいいと思ってたんすよ。

●ははは。でも髪型は?

── ダニー:髪型は、これですよ。

●じゃあ、髪型は条件だよね?

── ダニー:髪型は、そん時俺らが、それに合わせて切ってもいいですよ。そいつが入るということで、次髪型変えようか言うてまた違う髪型にね。

●なるほどね。じゃあ、絶対的な条件をひとつ教えてよ。

── ダニー:かっこいいこと!

●最後に、ラモーンズで好きな曲を1曲あげてください。

── 全員:・・・。

── ボギー:難しいだろ。

── ドリー:「KKK」!

●「KKK」なの? 裏話を知っても?!

── ドリー:そうっすね。最初に『マニア』を聴いた時に、ポップすぎて好き。

── ダニー:「KKK」、めちゃええねぇ。俺、今聴いたら「KKK」かもな。

●「KKK」ってそんなにポップなの?

── ダニー:けど、やっぱ「ドゥー・ユー・リメンバー・ロックンロール・レイディオ」。「KKK」はめちゃめちゃポップっすよ。

●なんかね、「KKK」ってミュージシャンがよく挙げる曲です。

── ドリー:へぇー。

── ダニー:え、ラモーンズFCで「KKK」をフェイバリットに挙げる人いないんすか?

●ごめん、スタッフにはいないかも(笑)。こうやってインタビューしたり現場で会うミュージシャンに聴くと「「KKK」は本当にいい曲だ」「一番好きな曲だよ」って言う人が多いの。

── ドリー:「KKK」ってあんだけポップだったら皆好きそうだけどな。

── ダニー:「KKK」、めちゃくちゃ良くないっすか?

●嫌いじゃないけど、そうやって「KKK」は凄いって言うけど、ミュージシャンにはどうやって聴こえてるのか知りたい(笑)。

── ドリー:聴かせてあげたいっす(笑)。

── ダニー:こんなにかっこええの、ホンマにラモーンズでもそんなにないぐらいっすよ。「KKK」、絶対に5本指に入りますもん。

●そうなんだ? ライヴでやると飽きちゃうし(笑)。すみません。FCが失礼極まりないこと言ってるね。

── ダニー:えー! そうなんやー。

── ドリー:いや、ライヴでもやっぱかっこいい。

── ダニー:俺、ライヴ盤のめっちゃ速い「KKK」好きやけど。

── ドリー&ダニー:ダダダダダ!(と歌い始める♪)「KKK」みたいな曲作りたいなぁ。って思えるぐらい素晴らしい曲。

── ボギー:いいっすねぇ、叩きたいっすねぇ。

── ダニー:「チェーンソー」もええなぁ、ドゥドゥドゥドゥ♪言うの。

── ボギー:あれ、ええなぁ。

── ダニー:1-2-3-4-5-6-7-8! あれ、「チェーンソー」ちゃうか?

●違う。「スニッフ・サム・グルー」・・・。

── ダニー:あー! それや!

●やっぱリフとかそういうところから音を聴いてるんだね。最後にラモーンズFCの会員へ一言お願いします。

── ダニー:(大声で)ラモーンズは最高! それでいいじゃないですかっ!

── ドリー& ボギー:ありがとうございました。

★★

■■■ザ50回転ズ リリース情報■■■
2007年5月9日(水) 初シングル『MONE¥! MONE¥!』(WPCL-10401/定価1200円)
2007年6月6日(水) NEWアルバム『50回転ズのビリビリ!!』(WPCL-10409/定価2500円)
また4月29日(日)に、ひと足早い野外フェス『Arabaki Rock Fest. 2007』にも出演決定!

インタビュー / FCスタッフ: カイチョー・ユキ&atsuko katagiri
取材場所 / 東京・青山ワーナーにて (2006年11月)
撮影 / Yuki Kuroyanagi


テキスト及び写真 : 畔柳ユキ / Ramones Fan Club Japan (c)RAMONES FAN CLUB JAPAN
ALL TEXT & Photos by (c)yuki kuroyanagi & (c)RAMONES FAN CLUB JAPAN

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