秋の恒例行事になってきたラモーンズ・ファン・クラブ主催、秋の文化祭『電撃エイトビート・バトルセッション』が今年も開催決定 ! ! 今年はラモーンズ・マニア4バンドがエイトを楽しくバトルする電撃ライヴ合戦。今年はイタリアから白黒ボーダーTでお馴染みのザ・マンジスが初来日! ! ザ・マンジスのラモーンズ・マニアっぷりはハンパない。今回は来日前に、Vo&G アンドレアがメール・インタビューに応じてくれました。質問を投げたら翌日には答えがくるというスピードぶり&マニアぶりを発揮。ラモーンズについて語るのはこのインタビューじゃ足りないと言われてしまいました。そんなアンドレア以外のメンバーも秘話がどっさりあるらしい。それは10月27日に東京・中野MOONSTEPで聞きましょう! まずはアンドレアのラモーンズ体験談をどうぞ ! ! このツアーで発売される限定スプリットでは『Go Mental』をカバーしているよ。ライヴではどんな曲をプレイするのかめっちゃ楽しみ ! ! ! GABBA GABBA HEY!


マンジスの結成のいきさつとバンドのヒストリーを教えて。

バンドは1993年にスタートした。マスはラモーンズの影響をうけたバンドをずっとやりたいと思ってたんだ。でもそれはイタリアの小さな田舎町では完全に変わっていることだった。だからなかなか実現にむけて簡単には行かなかった。マスとマニュエルは、ラモーンズのTシャツを着ている俺を見つけて電話をかけてきた。彼らは俺がギターを弾きたいと思っていたこと、そしてバンドを組んでみたいと思っていたことは当然全く知らなかったんだ。でもその時その全ての偶然が全部一致して俺たちは意気投合しバンドを結成したんだ。それは本当にエキサイティングなことだったよ。俺たちは一緒に笑ったり、好きなバンドのアルバムを聞いたり、アメリカやヨーロッパをツアーしたりして、結成当時と変わらないスピリットで今もやっているよ。僕たちはロック・ファンだし、ラモーンズの大ファンだし、いい映画を見たりするのも大好きで本当に気があうのさ。


ラモーンズのコンサートを初めて見たのはいつですか?


1991年なんだけど、その頃は俺たちはまだ子供でラモーンズのことは知らなかった。彼らのレコードも聴いたことがなかったし、だから正直言って彼らのショウに行って何を期待したらいいのかもわからないまま会場に行ったんだ。でもあのウォール・オブ・サウンドを聞いた瞬間にふっ飛ばされたよ。素晴らしいバンドに出会ってケツを蹴られた瞬間だった。俺たちは先輩にいろいろ質問をしたり、ラモーンズを知るためにいろいろと勉強した。ライヴでは何の曲を演っているのかもわからないようなただの素人だったから、あの日から必死になってラモーンズを知ろうとしたんだ。あのコンサートは自分の人生を変えた瞬間だった。生まれて初めておっかけもした。彼らのホテルまで行って運良く『ブレイン・ドレイン』のCDにジョニーとジョーイのサインをもらったんだ。


Mass(b) & CJ

ラモーンズに関する思い出やエピソードを教えて。


今も少し話したけど、ラモーンズはマンジスをつないでいると言えるくらいたくさんエピソードがあって、そのひとつだけを言うことはできないよ。ドラマーのマニュエルはとにかく早くプレイすることに取りつかれていたな。それは彼のタトゥを見ればわかるよ。
マニュエルとマスはレコード・コレクターなんだ。ラモーンズ解散後はソロ・ツアーもたくさん見た。マーキーとCJの前座を演ったこともあるよ。何年も昔プロモーターから、マーキーのサポートをできるかと言われた。その時にたくさんの曲をリハーサルした。マーキーは自分のバンドでツアーしていたので、サポートは必要なかったんだけど、自分たちはイタリア・ツアーをしたんだ。面白かったよ。あの頃のGのハーヴィはその時に雇った。イタリア・ツアーの思い出はディー・ディーがソロ・ツアーをした時、僕とマニュエルで彼のツアーをおっかけたりもしたよ。ディー・ディーと仲良くなって一緒に時間をすごすことができた。あれは今は良い思い出。ディー・ディーと一緒にハイになったなんて想像できるかい? (笑)


好きな曲またはアルバムは?


ビッグ・ファンだから1曲とかアルバム1枚なんて選べないよ。君だって選べるかい? 俺たちは「最初の4枚しか好きじゃない」という奴らとも違うんだ。俺自身はどのアルバムも大好きなんだ。彼らは決して俺たちをがっかりさせることはなかった。彼らは本当にすごいバンドで、1996年パンク・ロックを語るのは簡単なことだけど、自分たちのスタイルで自分たちのツアーのために正直だった。そうゆうことができるバンドは他にいなかったよ。


曲を書く時にラモーンズの曲からの影響をうけていると思いますか?


思っている。ラモーンズから影響をうけていると思いたいし、何よりもラモーンズのファンでありたいんだ。HARD-ONS、LOOKOUTレーベルのバンド、90年代のバンドからも影響はうけている。俺たちはラモーンズの曲も演るけど、ただプレイするのではなく継承している。俺たちのプレイも見て欲しい。


日本には来たことはありますか?


日本にはまだ行ったことはないから、今から本当に楽しみにしているんだ。俺たちはツアーが大好きなんだ。ツアーはいろんな場所でたくさんのパンク・ロッカーに会うことができる。


日本のラモーンズ・ファンとライヴに足を運んでくれるロック・ファンにコメントを。


君たちに会うのを待つことができないよ。マスとマニュエルとメイヨがこのインタビューに答えられなくてすごく残念だけど、彼らもラモーンズに関するエピソードはたくさんあるから日本でラモーンズのことをいろいろと話せるのを楽しみにしているよ。

★★

■THE MANGES INFORMATION
http://www.manges.it


『電撃エイトビート・バトルセッション』


インタビュー / yuki kuroyanagi : FC カイチョー・ユキ
取材場所 / MAIL INTERVIEW (2012年7月)


テキスト及び写真 : 畔柳ユキ / Ramones Fan Club Japan (c)RAMONES FAN CLUB JAPAN
ALL TEXT & Photos by (c)yuki kuroyanagi & (c)RAMONES FAN CLUB JAPAN

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