日本中、いや世界中に山ほどいるラモーンズ・クローンのバンドの中から、まずは大胆不敵にも(?!)RAMONESの名前をそのまま引用した話題のガールズ・バンド、ROMANES(ロマーンズ)。生ロマーン達の素顔はいかに?!取材日がジョニーとC.J.の誕生日だったので、さっそくケーキを注文し、トークは楽しくスタートしました。

●ラモーンズを初めて聴いたのはいつですか? 最初に聴いた時の印象も正直に教えてください。

── ミカ ・ロマーン(以下ミカ):高校1年生の時に、『ラモーンズの激情』を買って、それを聴きました。

●誰かにすすめられて?

── ミカ:雑誌見てたら、おすすめパンクとかって載ってるじゃないですか。それで「どんなもんだろう?」って買いました。

●印象は?

── ミカ:さわやかな感じで。ダムドとかを先に聴いていたので。

── ジョニー・ナツコ・ロマーン(以下ナツコ):初めて買って聴いたのは『ラモーンズ・マニア』で、好きな曲は『ラモーンズ・マニア』の1曲目「アイ・ウォナ・ビー・シディテッド」です。

●それはいつ買ったの? 発売されたのは1988年なんだけど。

── ナツコ:あぁ、そうなんですか。買ったのは全然最近です。私が富山にいて高校生の時で、17歳の時、1983年生まれなんで2000年ですね。でも、その前にカバーされてたり、ライヴハウスで聴いたりとかもあったと思うんですけど。

●正直な印象は?

── ナツコ:全然ガツンとは来なくて(笑)。軽い感じで「これがパンクなのかなぁ」と思いましたね。

── C.C.ロマーン(以下C.C.):私が初めて聴いたのは、高校生の時にギター・ウルフのライヴの前にかかっていたのをテレビで観て。それは「電撃バップ」 で、フツーに覚えやすいから覚えてただけで、「ん?!」とかにはならず。そのうちにミカちゃんと会ってからだから、20歳ぐらいの時に「これカッコイイから」ってごっそり色々貸してくれて、ラモーンズもたくさん借りてラモーンズだとわかりました。

●学校の友達の中にもラモーンズ・ファンはいましたか? 友達はどんな曲を聴いてた?

── ミカ:いないです。お母さんはイルカ好きだったし、お姉さんは一緒に聴いてどれも好きみたいな。でも高校の時に一人ロック好きな子がいて、CDを貸し借りしてました。

── C.C.:ミカちゃんが友達だったんです。ミカちゃんは学校では「ラモーンズ好きな人がいないなぁ」と、つまんなかったみたいなので、私にラモーンズを教えて趣味を共有していった感じです(笑)。

●ミカちゃんに染められた?

── C.C.:はい。そんな感じです。

── ナツコ:私は東京に出てきたのが2年前で、その頃ってラモーンズTシャツとか街に氾濫してた。だから、Tシャツ着てる人とかはいたんですけど、「ラモーンズ好きなんですか?」みたいな感じでは、話しかけられなかったですね(笑)。

●その頃ってたぶんヒステリック・グラマーがいっぱいラモーンズをリリースし始めた頃だったから「音知らないで着てるんだろうな」みたいな?

── ナツコ:うん。あんまりラモーンズ仲間っていうのはいないですね。

●パンクっていうとセックス・ピストルズとかのイギリスモノもあるけど、安全ピンをつけたりしたいと思ったことは?

── ミカ:あんまりなかったですね。ピストルズも好きですけど、真似したいとかはなかったです。

── ナツコ:高校の時はちょっと(笑)。ラバーソールとか履いてました(笑)。

●ヴィジュアルにやられた?

── ナツコ:そうですね。何か見てパンクってわかる服を着ていたかったんで。

●それは高校生どまり?

── ナツコ:そう・・・あっ、専門学校の頃もちょっとありました(笑)。

── C.C.:私は全く無いです。

── ナツコ:彼女は、最初に会った時は古着のワンピース着てましたよ。古着好きな女の子。

●普段の服装って? 今日はちゃんとライヴ仕様で、革ジャンでTシャツで・・・

── ナツコ:(シャツを1枚めくって下の赤い楳図かずおTシャツを見せる)(笑)。

●(笑)。で、普段着は? かわいい格好してるんですか?

── ナツコ:あ、してますよ、割と(笑)。スカート穿いたりしますね。反動で。

●今日はロマーンズのライヴだから、革ジャンにジーンズにお揃いのスニーカーって感じ?

── ナツコ:何かライヴだからって言うよりは、今一番楽チンな服装。でも毎回これ着てるとやっぱりさすがに臭くなるんで(笑)。そういう時とか、人のライヴを観に行く時は、違う格好。

── C.C.:バンド始める前ぐらいに、やるってことを前提に革ジャンを買ったんですけど、その頃はオシャレとして着てて、別に自分のライヴがあるから着るとかじゃなかったんですけど、確かに最近は着る機会が多いんで、どんどん・・・何だろう、オシャレというよりかは作業着みたいになってきて(笑)。

●衣装でもない制服でもない・・・

── ナツコ:それほど何かキツクない。なんだろうね?

── C.C.:制服?

●その格好で他のライヴに行ったりすることもある?

── ナツコ:ありますね。

●臭くなるとかわいい格好をする、と。

── ナツコ:そうそう(笑)。

●今の質問とかぶりますけど、革ジャンとかスニーカーとかヘア・スタイルとか、なりきり具合がかっこいいけど、こだわりとかってありますか? さっき楽チンだからっていうのもあったけど。

── ミカ:あんまりディー・ディーは足開いてないなぁと思いながら(笑)、でも私はステージでは足開いてふんばって弾いてます。

●こだわりよりもオリジナリティがあるような?

── ミカ:いや、もちろんこだわりありますけど。あんまり髪は伸び過ぎないようにしています。マッシュルームにすると、なっちゃんとかぶるし(笑)。まぁ、でも、もともと髪が長いし、長い方が好きかな。

── ナツコ:私はやっぱり、楽な格好で(笑)。

── C.C.:あたし、ないです。あたし、ラモーンズを知る前からこんなだったし、できることならマーキーみたいにしたいけど、出来ないし(笑)。マーキーみたいにするのが本当ですよね(笑)。(髪を)シャシャシャシャっていうような、アレをやったらね、もしかしたらかわいいかもみたいな(笑)。

●髪をとかさなかったらああなるかも。ああ見えてマーキーはクシを隠し持ってて、しょっちゅう髪をとかしてるんですよ。とかしててボサボサ。

── ナツコ:あれって地毛ですか?(笑)

●えぇと・・・いや、いろいろ噂はありますが。

── C.C.:最近来た時に、中が金髪だって聞いたんですけど?

── ナツコ:地肌なんじゃないの?(笑)

●金髪姿も見てみたいですけどね。

── ナツコ:見たい。

── C.C.:なっちゃんはジョニーみたいな髪型だよねぇ。

── ナツコ:バンドを始める前ぐらいにマッシュルーム・カットによくしてたんです。で、それで革ジャンを着て、なりきりラモーンズみたいな気分でちょっといたんですけど、ロマーンズ始めてからは反動で違う髪形にしたくて仕方がなくて、いきなり金髪にしたらどうしようとかいろいろ(笑)。

●違う髪形って例えば?

── ナツコ:普通のショートカットとか、茶髪にしたりとか、しようかなーっていうのが2ヶ月にいっぺんくらい来るんですよ(笑)。

●でもやったことはない?

── ナツコ:あたし、昔は変な茶髪とか変なパーマとかあててたんです。そしたらチリチリになっちゃって。それと美容院に行くのが凄い面倒くさい人なんで(笑)。だから、「もう髪型変えようかな」っていう気分が来た時は、いつも迷いますね。あんまりこだわりがないのかも知れない。結局この髪型とかが一番楽ちんなんですよね。この髪型歴が長いので。

●次は、最初からこの3人でやってますか? 途中でも最初でも、ジョーイ役を入れて、4人組のバンドにしようと思ったことはないの?

── ナツコ:最初の練習の頃は、私が弾きながら歌えなかったんですよ。で、ギターだけどうにか弾けるようになったけど・・・できるようになるもんですね(笑)。

── C.C.:(本当に感心しながら)凄いね〜。

── ナツコ:誰か身長の高い女の子を入れたいなとも思ったんですけど(笑)、見つける方が大変というか、見つけて合わせてもらえるかどうかも分からないし、その面倒くささを思ったら、3人の方が意思の疎通もしやすいし。でも、スタジオ代を4で割りたいっていうのはある(笑)。3人だと割合が大きいなっていうのはありましたけど。でも今は、この3人でOKです。

●ラモーンズで最初にコピーした曲は何? ラモーンズ以外でコピーした曲はある?

── ナツコ:「電撃パップ」

── C.C.:どっちだ? でもまぁ、ラモーンズの曲じゃない。「電撃パップ」になるのかな。

●歌詞が凄く面白いんだけど、どんな時にこの歌詞を思いついたの?

── ナツコ:その曲を練習している間の電車の中とかで考えました。で、携帯にメモして、家に帰って書く。で、(原曲の)訳詩を読んで、ちょっと違い過ぎるなと思ったら、またちょっと変えたりとか。

●あんまりかけ離れててもダメなの?

── ナツコ:いや、歌詞がちょっとヘヴィすぎたりとかはダメかなとか。ラモーンズの歌詞と違うとか違わないというのは、あんまり考えてないこともあるんですけど。

●ラモーンズの歌詞って実生活からのモノがほとんどなんですけど、それはナツコさんの実生活だったり?

── ナツコ:はい。

●たぶん生のラモーンズ・ライヴを体験したことがないと思うんだけど、動くラモーンズをみたのいつ頃? それはどの映像だったのか? それを見た時どう思った?

── C.C.:いつだぁ?

── ナツコ:パンクのオムニバス・ビデオで初めて見たのかなぁ?

●ライヴ・ビデオ?

── ナツコ:そうですね。どっちが先か分からないけど、『ライフスタイルズ・オブ・ザ・ラモーンズ』でちゃんとラモーンズって意識して見たんですけど。

●『ライフスタイルズ・オブ・ザ・ラモーンズ』を見たのは、いつ頃?

── ナツコ:私がまだ富山にいた頃なんで、たぶん19、20歳くらい。

●感想は?

── ナツコ:かっこよかったです! マーキーが車の整備をしている映像は普通の人っぽくて、ちょっとビックリしましたけど(笑)。でも、プロモーション・ビデオがちゃんと作品になっているのを見て、凄いバンドだなぁと(笑)。

●古くさい!とか思わなかった?

── ナツコ:全然思わなかったですね。「アイ・ウォナ・ビー・シディテッド」のプロモーションが好きです(笑)。

── C.C.:私はいつ見たか覚えてないけど、たぶん・・・ミカちゃんに見せてもらったかね? ミカちゃんさぁ、初めてラモーンズのビデオ見たのいつ?

── ミカ:18歳頃。プロモーション・ビデオがいっぱい入ってるやつです。

── C.C.:たぶん見たのは20歳くらいで、印象はかっこよかったっていう感じだったと・・・思います。

●ミカさんも相当なラモーンズ・ファンだと思いますが、ライヴ体験は?

── ミカ:ないです。

●『ライフスタイルズ〜』を見た時の感想は?

── ミカ:かっこいいなぁ〜(笑)。

●知っててそのビデオを買ったの?

── ミカ:ラモーンズを知ってて、「あ、ビデオある!買わな!」と思って、田舎から出てきたばかりで・・・田舎だとビデオがないじゃないですか。それで見つけて、嬉しくて、タワレコで買って、見て、かっこいいなぁと思いました。

●一番好きなメンバーは?

── ミカ:ディー・ディーとジョーイです。

●ライヴ未体験はわかりましたが、2人とも(ギター&ベース)ダウンピッキングだったり、めちゃくちゃ低姿勢で弾いてるけど、何をお手本にしてあの演奏を練習したの? 特にいつの時代のライヴ映像とかあれば教えて。

── ナツコ:最初にダウンピッキングとかを意識したのが、金沢のラモーンズが大好きなトラブルメーカーっていうバンドがいて、そのライヴを見てて、凄いかっこいいと思って、まずそれを真似したいなと。そのバンドを介して、ラモーンズの真似なんだ!ラモーンズなんだ!と教えてもらった。

●ラモーンズの演奏を見て研究したりとかは?

── ナツコ:私が凄い意識しているのは、「カリフォルニア・サン」を弾く時のジョニーの、こうやってちょっとこっちに(ギターをクイっと傾けるしぐさをしながら)傾けて弾くんですよ。そこだけ真似してます。あとは、そうですねぇ、そんな何年のラモーンズとかそこまでは。

── ミカ:ディー・ディーはあんまり足広げてないからアレですけど・・・。トラブルメーカーは好きですけど、あれはあれで。私は別にあれを意識してやってないですね。ラモーンズだけ意識してやってますけど。あの低姿勢は気持ちよくて(笑)。自分にムチ打ってやる感じがいいんです(笑)。

── C.C.:あ〜、そうなんだ〜(笑)。

── ミカ:ちょっとなんかテンション上がるんです(笑)。

●面白い!(笑)。こないだFCも初めてライヴを見せてもらったんですが、その時の印象が、一生懸命、かわいい、歌詞にユーモアがあって楽しいという感じ。で、スタッフ2人とも目頭が熱くなったんですけど、「ピンヘッド」の"D.U.M.B."の指差しとか、ジョニーがくるっと回るところとか、ラモーンズっぽさがいろんな所から感じられて凄い良かった! 自分達でラモーンズっぽくなろうとか意識してライヴしてるってことでいいですね?

── ナツコ:そうです。

●そんな中でも、C.C.のドラム・プレイが独特のスタイルで、「おっ!」と思ったんですけど。マーキーというよりはかわいいというか。

── C.C.:あの〜、やっぱり無理なんですよ(笑)。あんな速くて8ビートは無理なんだ〜!(笑)

●マーキーは手首しか動かさない人だから。

── C.C.:はい、あのぉ、基本的に楽器はできないので、でも無理してやってるので、ああいうことになってしまって・・・。

●全身で頑張ってて凄いかわいかったんですけど、あれは真似しようと思って無理だった?

── C.C.:最初は努力をしようと思ったんですけど、やっぱりできなくて、とりあえずシンバル2つをちょっと高めに立ててる映像はとても印象的だったので、そこは真似しました。あとはもう無理でした。

●いや、でも凄いかわいいプレイだと思う。

── C.C.:かわいいって〜(笑)。

●かわいいって言っちゃダメなの?

── C.C.:いや、嬉しいです。初めて言われた。

●マーキーは手首以外、ほとんど動かないからね。

── ミカ:次からマーキーみたくなってたらちょっと面白いよね(笑)。

── ナツコ:ひと回り小さいセットじゃないと(笑)。

── C.C.:いや、でもホントはできたら嬉しいいんですけど。早い時点であきらめました、はい。

●前の2人は凄いラモーンズを意識してるなぁっていうのはあるのに、いい感じ。1つくらい違うところがあっても全然いいと思う。

── C.C.:それでダメって言われるんじゃないかっていうのは、日々不安で、とりあえずFCの皆さんがいいって言ってくれたなら、ホッとしました。頑張ります。

●『エンド・オブ・ザ・センチュリー』は観ましたか?

── ナツコ:映画館で観ました!

●どう思いましたか?

── ナツコ:ラモーンズが好きな人とかが観た感想が、「くらった!」とか「ショックだった!」とか言うけど、そんなに知識がなかったので、フツーに「あー、そういうことがあったんですか」みたいな。何かそんなショックとかはなくて、「メンバーがいっぱい映ってる!」のが嬉しかったですね。

── C.C.:私もそれと一緒。とりあえず、「動いてる!」とか「喋ってる!」っていうのが。まぁ、ちょっとジョニーが怖いなって思ったりもしましたけど、それも分かって「そういう人なんだ」っていうのが見れて面白かったです。

●3人で観に行った?

── ナツコ:マーキーが来た時に、みんなで行きました。

── ミカ:私も感想は同じですけど(笑)。いっぱい自分の知らないラモーンズの姿を見れたのが嬉しくて、やっぱジョニー怖いなとか思いましたけど(笑)。

●ジョニー怖いですかね?

── ナツコ:私は好きですね。

── C.C.:次に観た映画は何だったっけ? 『ラモーンズ・ロウ』の時に、「あー、ジョニーが笑った」っていうそのギャップが凄い感動(笑)。なんか、ちょっとグッときたっていうか(笑)。

●ジョニーってやっぱり共通して好き?

── ナツコ:私は全員好きなんです。最初の4人とマーキー。

●ナマのマーキー見てどうだった?

── C.C.:「うー!」みたいな、「あー!」みたいな(笑)。

── ナツコ:デカかったね。顔も(笑)。

── C.C.:そのメンバーによって好きの度合いが違うんで、マーキーの場合は、どっちかというと崇拝するというか、ドラムが凄いから、飛び付きたいというか、ハァ〜と身を乗り出すぐらいな感じでしたね。

●映画 『ロックンロール・ハイスクール』は観たことある? いつ頃?

── ナツコ:それも短大の卒業制作あたりで・・・20歳くらいで観ました。面白かったです(笑)。

── C.C.:私はマーキーが来日した時の映画館でやってたじゃないですか。それが初めて。ジョーイが、ベッドでこうなる時が、「あ〜、かっこい〜」と、いま思い出したところ。それが一番印象に残りました。

── ミカ:私も一緒に観てました。かっこいいですね(笑)。私もさっきのジョーイの場面が一番トロけました(笑)。

── C.C.:ディー・ディーがシャワーのところにいる場面、それもいいよね(笑)。

── ミカ:私はジョーイのアレが凄かった。体が熱くなったもんね(笑)。

●では、みんなの目がハートになっているところで、ラモーンズの中で彼氏にするなら誰で、結婚するなら誰? その理由も。

── ナツコ:散々ジョニーがいいって言ってるんですけど、彼氏とか結婚はしたくないんですけど(笑)。彼氏も結婚も、トミー。一番人間味がありそうだから。

── C.C.:彼氏と結婚の差が私にはよくわからないんですけど、ジョニーはいいかも(笑)。私には逆に厳しいのとか命令されたりするのが心地よい。私にはきっちりとしたところがないので、そういう人と一緒にいたらちょっとはマトモなんじゃないかなと思って。部屋もちゃんと掃除してなきゃ怒られるわ、みたいな(笑)。ジョニーです。

── ミカ:えっと、ディー・ディーと付き合いたい(笑)。マーキーと結婚したい(笑)。安定してそうなんで。

── C.C.:生きてるもんね(笑)。

●トミーも生きてますよ。

── ミカ:あ、でも、マーキーの方がかっこいいから(笑)。

●家の中、おもちゃだらけみたいだけど・・・

── C.C.:あんまり遊ばなそうだよね、女遊びとかしなそうだよね。

── ナツコ:でも、車の整備できるよ(笑)。

── ミカ:あんなの見たら、ちょっと働いてる感じがしていいよね(笑)。

── C.C.:うん、生活感があるよね。

●ではそれぞれ、お気に入りのラモーンズ・グッズはある?

── ナツコ:ラモーンズ・グッズというと財布! これ最近一番お気に入り。中野ブロードウェイで買いました。あとはギター。

── C.C.:お気に入りというか、凄く使っているのがトート・バッグ。バンドを始めた時に偶然もらったんですけど。

── ミカ:それ、そういうことだったんだ(笑)。私はこれ(と、ここで年季が入ったラモーンズのスコア・ブックを取り出しながら)なっちゃんが買ったヤツなんですけど、これを見て弾いて。これがないと私は弾けなかったです。

●バンドスコアに出ていない曲は弾けないってこと?

── ミカ:そう。なっちゃんから聞いて、教えてもらう(笑)。

●ラモーンズで好きな曲を1曲教えて。いっぱいあると思うけど・・・。

── ナツコ:ラモーンズではないけど、「ピンと針」(「ニードルズ・アンド・ピンズ」が一番好きです。いつかやりたいです。

── C.C.:えー、わかんないです。うーん、ないですっていうのは違うし。

── ナツコ:えー、じゃあ、私もそれがいいなぁ(笑)。

── ミカ:私も(笑)。わかんないです。1曲じゃ無理ですね。

●3曲なら?

── ミカ:でも、なんか、聴けばいい曲ばかりだからね。


●じゃあ、いま頭の中で流れている曲は?

── ミカ:「KKK」。

●今バンドをやってて一番楽しい時は? ライヴ? 練習? 打ちあげ? インタビュー中?

── ナツコ:ライヴが終わってホッとしてる時。あと新曲が出来た時。ラモーンズの曲なんですけど、日本語の歌詞が出来た時とかですね。

── C.C.:私は前はライヴやってる時は楽しかったんですけど、最近は疲れる、ツライです(笑)。あ、昨日、「ロッカウェイ・ビーチ」をやってる時が楽しかったな! たまにふと楽しくなる時があります。あとは、「今日よかったよ」とか感想を言われた時。

── ミカ:えっと、新しい曲を弾けた時が嬉しいですね。

●アルバムに入っていない曲で最近練習している曲は?

── ミカ:あれ、なんだっけ?

── ナツコ:「ギミ・ギミ・ショック・トリートメント」。

●歌詞はもう出来てる?

── ナツコ:もうちょいです。

●じゃあ、楽しみにしてます。3年後にはどんなバンドになっていたいですか?

── ナツコ:健康であまり変わらず。でも、レパートリーが増えていたらいいですね。オリジナルも含めてやっていけたら。

── C.C.:続けていたいので・・・今よりも上手くなっていたいです。

── ミカ:今のままの感じで楽しくやっていられたらいいなと思います。

●普段3人でどう呼び合ってるの? 「ジョニー」とかそういう呼び方はしない?

── ミカ:しないですね(笑)。でも、今度やってみようかな(笑)。

●ラモーンズ・ファン・クラブ・ジャパンの会員へひとことください。

── ナツコ:私たち誰も会員じゃないんですけど、よかったらロマーンズと仲良くしてください。

── C.C.:知らないことが多いんですけど、よろしくお願いします。

── ミカ:ライヴを観にきてほしいです。


◎◎ラモーンズが日本で初めて音楽雑誌に紹介された時と同じ質問コーナー◎◎


★★★ミカ・ロマーン★★★


●本名

── ツジミカで富山出身です。

●身長・体重

── 159cm、50kg

●デビューした場所

──なっちゃんの専門学校のファッション・ショー(ワンピース着てプレイ)

●最初に認めてくれた人またはファン

── うーん、たぶんデックレックの社長のネモトさんです。

●好きなバンド

── ラモーンズ。

●嫌いなバンド

── ナルシストでわざとらしいバンド。

●尊敬する人

── 親です。

●趣味

─ 音楽。ラモーンズ聴いてます。

●好きな俳優

── ショーケン。

●好きな色

── みどり。

●好きな食べ物

── しょっぱいもの。塩辛好きですねぇ。

●人生哲学

── 一生懸命にやる。

★★★ナツコ&C.C. ロマーン★★★

●本名は?


── ナツコ:シミズナツコ、富山県出身です。

── C.C.:ハギワラチグサ、栃木県出身です。

●身長と体重?

── ナツコ:身長は156cm、体重は最近計ってないのでわかりません。

── C.C.:最近痩せたよね? えっと、158cm。体重は内緒です。

●デビューした場所は?

── ナツコ:私はセツ・モードセミナーの学祭のファッション・ショーがあって、そこで初めて人の前でライヴをしました。

●最初に認めてくれた人またはファンは誰?

── ナツコ:友達じゃなくて、わざわざ学校をちゃんと探して見に来てくれた人たちがいて。で、その人たちは今も「いい!」と言ってくれます。

── C.C.:お父さんみたいな、お母さんみたいな、親みたいな(笑)。褒めてくれたのはマイケルさん(笑)。

── ナツコ:あぁ(笑)。その年の9月に初めてライヴハウスでライヴをしたんですけど、その時に私たちがファンで見てたボーイフレンズっていうバンドがいて、そこのマイケルさんというギターの人がとても褒めてくれたんです(笑)。

●好きなバンドは?

── ナツコ:日本のバンドで、ジ・アウツとボーイフレンズにThe 5, 6, 7, 8's。他にもいっぱいいます。

── C.C.:えー、あ、ロマーンズが好きです。

●逆に嫌いなバンドは?

── ナツコ:何かわざとらしく、ツラそうな顔をしたりするバンド(笑)。

── C.C.:えー?ライヴを見てて、つまんないのはイヤですよね。

●尊敬する人は?

── C.C.:ウチのおばあちゃんです。一番身近で色んな話を聞くからかも知れないんですけど、生きてきた話を聞くと、「あー、よくこんな年まで生きてんなぁ」って思って。

── ナツコ:私は尊敬する人は、お母さんです。凄く若い時から仕事をしてお金を貯めて家を建てたりした人なので、尊敬してます。

── C.C.:よくお母さんの話するもんね。ホントに尊敬してるんだろうなって思う。

●趣味は?

── C.C.:バンドを始めるまでは、ライヴハウスに行くのがしょっちゅうだったのでそれが趣味です。バイトをして稼いだお金でライヴハウスに行って、ライヴ見てお酒飲んでっていうのが、趣味でした。今もそんな感じで映画観たりビデオ観たり、とか。

── ナツコ:ダウンタウンは?

── C.C.:あ!えっと、ダウンタウンが大好きです(笑)。最近は、何か昔の『ごっつ(えぇ感じ)』のDVDを観るのが日課になりつつあります(笑)。

── ナツコ:私は絵を描くこと。落書きですけど。


●バンドのチラシの絵を描いたりすることも?

── ナツコ:そうですね。

●好きな俳優は?

── ナツコ:要潤です(笑)。

── C.C.:ここ1ヶ月くらいは・・・ジョニー・デップのDVDを観るのが趣味です(笑)。DVDプレイヤーを買ったので、嬉しくて。職場にDVDの貸し出し図書館があるんですよ。なので、観たいヤツを何でも。特にジャンルとかはこだわらずに借りてます。

●好きな色は? ちなみにジョニーはライト・ブルー。

── ナツコ:私も水色好き。

── C.C.:あぁ、なっちゃんは青系や水色とかってイメージがあるよ。

── ナツコ:やったー! じゃあ、水色で(笑)。

── C.C.:うーん、ピンク? うふふ。

●好きな食べ物は?

── ナツコ:カレーです。

── C.C.:私もカレー好き(笑)。

●人生哲学は? ちなみにジョニーは「成功へベストを尽くす」。

── ナツコ:・・・なるほど。(しばらく2人とも沈黙)どうなんだろう? 難しいなぁ。「生きてたらいいことがあるさ」。

── C.C.:毎日楽しく生活できるようにやっていくことが、きっといつか幸せに(笑)。いや、よくわかんない。じゃあ、「毎日楽しく」を目標に。

★★

■■■ROMANESリリース情報■■■
2007年2月21日(水)に7inchシングルレコード『電撃バップ』
(MKEP-402/定価1050円)発売決定!
収録曲:A面/「電撃バップ」「ゆっくりしたいぜ」
    B面/「ピンヘッド」「ドゥ・ユゥ・ワナ・ダンス(ライヴ・バージョン)」

インタビュー / FCスタッフ: カイチョー・ユキ&atsuko katagiri
取材場所 / 東京新宿のファミレスにて (2006年10月)
撮影 / ネモッチ、yuki kuroyanagi(★のみ)


テキスト及び写真 : 畔柳ユキ / Ramones Fan Club Japan (c)RAMONES FAN CLUB JAPAN
ALL TEXT & Photos by (c)yuki kuroyanagi & (c)RAMONES FAN CLUB JAPAN

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