移動日 & ファン・クラブ主催ウエルカム・パーティin 福岡

大阪から福岡へ移動。ファン・クラブで許可されたライヴは追加で1日。今回は福岡で開催することにした。候補地は他に3か所あって、本当は全部でやりたかった。でも現実的に合理的に考えないと、私みたいなアマチュアは失敗する。前回の広島・宮崎同様、協力者がいなければ出来なかったことを踏まえて踏みとどまったというか。アーティストとは友だちでも、スマッシュからその大事なお客さまを預かっている」ということだから。企画に賛同してくれた皆さま、本当にすみません。この写真は福岡へ移動する日のホームなんだけど、キオスクで2人で梅おにぎりを買い食べています。おにぎりのビニールの開け方に苦戦していたピートにCJが「1→2→3の通りにやるんだよ」とやって海苔が貼りついた瞬間「マジックだ !」と言ってました。ちなみにそれを2個目は楽しそうにそれをやってました。CJの感覚はもう日本人と同じかも。


今回のファン・クラブ企画の福岡公演を作っていくと、ラモーンズが福岡に足跡を残している土地という名残があった。しかもしっかりとした足跡。それはラモーンズが1995年に公演を行い宿泊した福岡のイルパラッツォホテル(当時は地下にコンサートホールがありここでライヴをやった)に宿泊できることになったのだ。それは支配人さんが、なんと( ! ! ! )ラモーンズ・ファン・クラブの会員という神様の巡り合わせとしか思えない奇跡だったから。到着したら支配人の藤澤さんが会員バッジをスーツに付けて待っていてくれたというスーパー・クールな歓迎。おもてなしの大事さを学びました。バンドは自分達がどれくらい歓迎されているのか、ちょっとした気配りで絶対に分かっている。支配人さんの配慮でバンドはお部屋もアップグレード。「南米ツアーは体に堪えるハードな毎日」と聞いていたので、1日オフをつけ移動日はゆっくりしてもらおうと思ってたし、それが素敵な部屋だったから本当に良かった。と思っていたが……


チェックインしたら、CJから電話があって「どうしたの?」と聞くと「俺の部屋に来て」というので行くとスイートルームは和室と洋間をミックスした部屋で感動して見せたかったと(笑)。「今回は藤沢さんのおかげでモーテルから脱出できたね」と言うと頷いていた。「モーテルでも全然OK」と2014年は文句を言わず過ごしてくれたけど、経験したことのないような素敵な和室とベッドのホテルの方が人間嬉しいに決まってる。

チェックインした後、ウェアに着替えてランニングに行ったネイト。メンバーはCJの提案で夕方に豚骨ラーメンを食べに行った。大福からキムチまでOKの雑食リーダーは、豚骨ラーメン屋で「バリカタ」って言いました。「バリカタの意味知ってる?」と聞くと「Very Hard」と。スゲー(笑)。もはや普通にどこにでもいるラーメン好きにしか見えん。


CJとドラムのピートとツアマネの3人は、新幹線の中からずっとこの話題で盛り上がっていた。それは「福岡に着いたら、心霊スポットに行きたい」。場所は九州では有名な心霊スポット犬鳴峠。海外のガイドでも検索できる最恐の心霊スポットらしく福岡郊外の山の中にあるらしい。私は夜のファンクラブ主催のウエルカム・パーティの準備もあったから「そこまでは車で2時間はかかる」「夜はファン・クラブ主催のパーティがあるから間に合わない」となんやかんやと言い訳して阻止しようと試みたものの、3人はしっかり英語のガイドで調べていて「1時間もかからないと書いてある。じゃあレンタカー借りて1人で行ってくる」と言う始末。隣でピート「俺も絶対行くぞ~」と気合入れてるし。とにかく何が何でも行くと強行姿勢。もう…諦めた。


しょうがないので、地元に詳しいドライバーということで、前回のファン・クラブ・ツアーも広島~宮崎まで同行してくれた九州男児、ザイテツ君にお願いすることに。「え? 俺? あそこに行くの?」と泣きそうな顔になっている。そこが鬼門だということを知りすぎているからね~(笑)。行くと車体に信じられないかずの手の跡がついたり色々と起こるらしい。ジモティからは「車に塩をまいてから行った方がいい」と真顔で言われ、まいてました(写真参照)。この後、ザイテツ君は暗闇の山の封鎖されたトンネル前に1人置き去りにされるという恐怖体験を味わうことになる…。

私とファン・クラブのスタッフは、今回のファンクラブ公演を地元でサポート・奮闘してくれたもうひとりのサポーター ROCK BAR SinisterAlley の店長金丸君と準備に取り掛かる。休日ということもあり、福岡以外の地方からも続々とファン・クラブの会員が集まりあっという間に店内満員。CJとロックバーで飲める一夜だからね~。これも1995年にジョニーが「ハードロック・カフェで最後にパーティをやろう」とファンを集めてやったのに近いというか、そんな感覚で開催してみた。だいぶ接近バージョン( ? )でやることが出来て良かったし、メンバーも深夜まで楽しんでたよ。




一方、心霊スポット探検チームは、閉鎖されたトンネル前に到着。ここから車を降りて「山中を歩いて現場へ向かう」と言っているというラインがザイテツくんから届く。「ユキさ~~ん。俺、今閉鎖されたトンネルの前です。車の中ひとりなんですよおおお。すげー怖い。みんな闇の中に歩いて行っちゃって見えないです。てかここ、何も見えないです(泣)」と。(※写真、貼り付けたくないので場所の写真は「福岡 心霊スポット 犬鳴峠」でググってください) CJに「スマホの電波が危うくなったら引き返せ」とメッセージしてあとは大人なんだからよろしく頼むよ~。結局、真っ暗な山道で途中スマホの電波も消え、何か気配を感じたので、引き返してきたらしいけど、30分は歩いたらしい。「何度撮ってもこうなったんだ」と嬉しそうに話す大人3人(苦笑)。途中からピーン、ピーンという音が闇夜の中で鳴り出したそう。3人とも聞いたというので、「虫じゃないの?」というともっと機械的な変な音だという。無事に帰ってきたかの様に見えたけど、実は霊のたたりというか意地悪は翌日に起きる。南無~…。でもやっぱり怖かったのか車の中で大声で歌ってたらしいけど(笑)。



 

パーティ会場の Sinister Alley の店内ではラモーンズのライヴ映像が流されていい感じ。20時になるとネイトとジョシュと一緒に全員集合。あとはお客さんも入り混じってのパーティ。最初は「メンバーの許可待ち」でみんな遠巻きに見ていたけど、CJがみんなにサインするといってくれたので、サイン会に。お店の壁にもサイン。福岡の楽しい夜は過ぎていく。私は24時を回ってから翌日ラジオに出演できることになったので、帰宅したけど、CJとピートはかなり深い時間まで飲んでいたみたい。ピートは最後はカウンターの中に入って自分でビールサーバーから勝手についでたらしい(ちゃんとお金は払って行ったそう)。NYのバーで羽を伸ばしてくれたみたいになって良かった。ジョーイの映像をじっと見つめるCJが非常に印象的でした。



 



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2018.11.22

テキスト&写真 : 畔柳ユキ / Ramones Fan Club Japan ©RAMONES FAN CLUB JAPAN
取材協力 : もにゃこ(RAMONES FAN CLUB JAPAN)
デザイン : ヤーボ・ラモーン(東京ラモーンズ)

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