2012年11月5日、CJラモーン来日公演が渋谷HOMEにて最高な雰囲気の中で開催されました!この来日公演は緊急に決定したものでモズライトのイベントで来日する事になったCJが『日本のファンのために何かがしたい!ファン・クラブの会員とすごす時間が欲しい!』という熱い気持ちが基で実現された特別なイベント。しかーし、緊急すぎてライブをやるにも日程が近すぎて会場が無い!CJはソロで来日なのでバンドもない!そんなこんなで10月27日に行われる中野MOONSTEPでの「電撃エイトビートバトル」を控えつつ、会場探しに闇夜の路地裏を駆け抜ける妖怪人間ベムのごとくYUKI会長は超大変だったとの事!!この激務週間の過酷さと模様をYUKI会長に電撃ミニ・インタビューします!


Q:そもそもCJのモズライト・イベント参加は以前から決まっていたのですか?

YUKIさん:私がCJが参加することを知ったのは10月の始め。最初はフィルモアUSAの社員の岡部さんが、リッチー・ラモーン・バンドのメンバーでもあるので、一緒にリッチーが来日する計画もあったらしいけど、リッチーはドラマーなので違うし、社長は付き合いも深いCJに弾いて欲しいという希望もあって決定したそうです。


    


Q:そのモズライト・イベントの様子はどんな感じでしたか?ラモーンズの曲はプレイしましたか?

YUKIさん:ラモーンズ・ソングだけ5曲プレイしました。このイベントはベンチャーズ・マニアの方が多かったので、ラモーンズの曲は始めて聞いた人もいて、会場のお客さんは静かにラモーンズを聞いているという感じかな。でもチケットが完売してたらしいので、FCにはアナウンスしないでという流れになっていたので、アナウンスしませんでした。「※上の写真は3点はモズライト60周年イベントの様子」


Q:CJからファンクラブのために何かしたいと言われた時はどう感じましたか?

YUKIさん:ありがたいと思った。CJだなぁとも思ったよね。ジョニーのポリシーがそのまま伝わっているというか。それに今回思ったんだけど、CJの歌い方、だんだんジョーイに似てきてる。ラモーンズ現役時代はジョーイは存在したからディー・ディーっぽいと思っていたけれど、歌はラモーンズを継承しようとしているせいなのか、自然とジョーイの歌いまわしになっていてそれがますますリスペクトを感じるよ。


Q:日程が緊急すぎてライブハウスの確保が相当大変だったとの事ですが、場所探しでは何件位電話したのですか?

YUKIさん:電話の前に11月5日にスケジュールが入っていないどうかをネットで確認する作業が先でした。いくら月曜日でもほとんどのライヴ・ハウスがスケジュールは入っていて、何度見ても埋まっていて唸ったよ。10月中旬からは月末に仕事で出張も入ってて、それまでに決めなきゃと焦り出した。


Q:カッチンさんも場所探しを手伝ってくれたそうですが?

YUKIさん:結果的にはカッチンが時々DJをする渋谷homeに口を聞いてくれて成立しました。でも本当にいろんな人が「小屋、大丈夫?」と声をかけてくれたり、心配してくれて有り難かったです。





Q:HEY HO LET'S GOの渡辺さん(Gu)&東川さん(Dr)にCJ RAMONE (Ba)という最高なアイデアはどこから決まったのですか?

YUKIさん:ただカバーできる人材は私の周りにはどっさりいるんです。探したのは、ある程度年齢も近く、ラモーンズに対してリスペクトもあり、自分が目立たずにCJを立てることができる節度ある人がいいなと思っていた。最初、本人は「数曲アコギで」と言ってたんだけど、だんだん気がかわったらしく送られてきたセトリがアコギ・セットじゃなくてフル・セット。そして最終的には「ラモーンズをCDのスピードでプレイできるメンバー探せる?」とリクエストも増え…(正直まだ、小屋も決まってないのに…)とやること増えて本当に大変だった。何しろリハに入れるのは当日の2時間だけだし、それまでに新曲もコピーしなければいけない。私は小屋を押えたりチケットの販売方法やスタッフの手配とかやることの許容範囲を越えていたから、黙ってもひける人でリスペクトもあって、年齢も近い渡辺さんと東川さんにお願いしました。それでも小屋は決まったが、スタッフ不在と当初は言われてたし、PAはどうするんだ、セキュリティいなくて女子スタッフだけでいいのかなど問題山積みでしたね。でも渋谷 homeさんとお隣のLushの店長、そしていろんな人たちのサポートのおかげで実現できました。みんなに感謝です。当日のリハーサルも無事に進行し、お任せして良かったと思いました。成功して本当によかったし、素晴らしいショウになったし、みんなのいい思い出になったんじゃないかな? 私も楽しみました。


    


Q:この時期の平均睡眠時間はどれくらいでしたか?

YUKIさん:私の睡眠時間? 1日3時間を10日。普通に歩いてても何度もくらーっとめまいがしたよ(笑)。出張から帰国して羽田からCJの宿泊していたホテルに夜、直行してミーティングしたら「iphone5の充電器わすれちゃった」というから、その夜にFCを時々手伝ってくれているザイテツ君に「探して!」と頼んで夜の1時半に彼のところに借りに行ったりもうへとへと。自分でもよく倒れなかったと思うよ。



本当に御苦労様でございました!さて、苦難を乗り越えて辿り着いた、肝心な当日のレポートに戻らさせて頂きます。まず物販には恒例の愛すべき皮ジャン・ラモーン臭の群衆が溢れており、それもそのはずCJ自らがファンの為に割安のバリューセットを用意してくれて、Tシャツと日本では入手不可能だったCJ ラモーンのニュー・アルバム『RECONQUESTA』という夢のセット販売が実現!Tシャツは5~7種類位も用意されており、どれもカッコ良すぎて皆が悩んでいる様子でした。さすがに用意した物は完売しました!会場に入ると日本全国のラモーンズファンが魅了されたRAMONES EXHIBITION:ラモーンズ展オーガナイザーであるカッチンさんがDJをプレイしてくれてCJが登場する雰囲気を高まり上げてくれました!!





そしてファンが待ちに待ってウズウズしていた後半戦のLIVEに突入!!当初はアコー スティックを取り入れてのLIVEになる予定もあったみたいだけど、蓋を開けてみればゴリゴリのラモーンズ・ナンバーのオンパレード!!!1発目から「電撃バップ」に始まり「JUDY IS A PUNK」「CRETIN HOP」「BEAT ON THE BRAT」と2010年にダニエル・レイ達と見せてくれた来日公演と同様に、ラモーンズ時代を彷彿させるノンストップ・ライブで会場は一気にヒートアップして大盛り上がり!! トークにアコースティックという、少し大人しめなイベントを想像して、厚着をして きたファンには即効で汗だくになるという怒涛のライブ!さらに「PSYCHO THERAPY」「53rd&3rd」「SHE'S THE ONE」「SHEENA IS A PUNKROCKER」「WHAT'S YOUR GAME」等々と、これぞラモーンズ!とばかりのセットリスト!!アンコール前の「PINHEAD」では、なんとCJの実娘であるリリーちゃんがGABBA GABBA HEYの看板を持って登場!! CJのニュー・アルバムから「WHAT WE GONNA DO NOW?」「ALOHA OE」「THREE ANGELS」も披露してくれて、初めて聞くのにラモーンズのセットに見事にハマってい て、CJのラモーンズDNAは間違いなく継承されている事を確信!!これこそラモーンズの意志を正当に受け継いでいるCJのパフォーマンスであり、今 後の活動にますます楽しみになってしまう最高のLIVEでした! バックを努めたHEY HO LET'S GOの渡辺さん、東川さんのプレイも完全にハマってお り、短期間にも係わらず完璧なパフォーマンスを見せてくれた辺りはまさにプロフェッショナル!!アンコールのラストではCJが歌う「R.A.M.O.N.E.S.」で終了!と・・・思いきや!!後方のDJブースからひと際大きい「HEY HO LET'S GO」コールが!!なんとカッチンさんのコールに再度会場が「HEY HO」コールで盛り上がり!!予定になかった再々アンコールで>> 「GIMME GIMME SHOCK TREATMENT」をプレイしてくれて超大盛り上がりのフィナーレとなりました!!





中野MOONSTEPでの『電撃エイトビートバトル』から僅か9日後に実現したCJラモーン来日公演!CJの「日本のファンのために何かがしたい!」という一言が無ければ始まらなかったし、そのCJの思いを「日本のファンのために実現させたい!」というYUKI会長の 熱い思い!この日の全ては『ラモーンズを愛するファンのため』というジョニー・ラモーンの意思があったからこそ実現したと思います!!YUKI会長と共に会場を探したカッチンさんやそれをサポートし続けるFAN CLUBスタッフ!休日にも関わらずオープンして頂いた「渋谷HOME」!さらに、会場に駆け付けた大事なラモーンズ・ファンの皆さまお疲れ様でした!!そして、ライブ終了後も会場に残り、笑顔で全てのファンにサインを書き続けてくれたCJラモーン THANK YOU!!!


< 元AIRS店員&現スタッフ / シン >  


2012.12.25


テキスト : シン / ©RAMONES FAN CLUB JAPAN TEXT by SHIN.
Live Photos by Yuki kuroyanagi & Sumie ©RAMONES FAN CLUB JAPAN


記事及び写真の無断転載を固くお断りいたします。

 





 



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