今年はマーキー来日から始まり、会長の写真展などFCまわりがバタバタな2006年前半・・・。今回は、昨年のラモーンズまわり・リリース・ラッシュからを、急ぎ足ですが振りかえって、勝手に斬ってみたいと思います。





◎ ワーナーBOXセット編


katagiri(以下★):大変でした・・・。

yuki(以下☆):ハハハ(笑)。相当堪えたようだね。おつかれー。

★:ハードでタイトな毎日でした。毎日じゃなくて「毎晩」だ。仕事終わって家に帰ればあまり笑えないラモーンズ・コミックと格闘・・・ラモーンズ嫌い・・・は、さすがにないですけど、智恵熱が出る寸前で頭を掻きむしる毎晩でした(笑)。

☆:まあまあ。しかし日本のレコード会社の作業はマメだよね。ちゃんと日本語版を出してくれるんだから。

★:80年代じゃ、ありえないっすよ。

☆:80年代までさかのぼるとそうだけど、そのくらいはやりたいよね。商品はすごく目新しいものでもなかったけど。これからまたいろいろ「BEST」モノのリリースが予定されてるらしいよ。どうなんだろうね?

★:またまた出るんですか・・・もうどれを「BEST」と呼べばいいのか、何だかワケわからんですねぇ。未発表音源聴きたいなぁ・・・。

☆:だんだんピストルズ化しているようにも見えるし。何でもかんでもリリースみたいな。いいものならいいけどさ・・・。微妙。



一応、手前が初代ベース、後ろが2代目。
2人とも一重に…見えるのは私だけっ!?


☆:しかしイラストはピンからキリまでというか・・・ぜんぜん似てないイラストもあるじゃん? 誰かもよくわかんない・・・みたいな。エピソードもしょーもないグルーピー・ネタまで掲載かよ!みたいな。なんか売りたいからネタを何とか集めた感じで本当にラモーンズの事知ってる奴が描いたようには思えないのが、悲しいね。

★:うーん、誰の人選か知りませんけど・・・あれ、でも確かジョニー監修じゃなかったでしたっけ? ただのファンが描いた落書きみたいのもあったりして、正直、えーっ?!て気分だったのは確か。せっかくならシンプソンだけでなく、スパイダー・マン描いた人の挿絵や世界中(日本含む)の漫画家&アーティストが参加するコミックだったらもっと面白かったのになぁと思ったり。あ、身近なところで、アートゥロ・ヴェガに書き下ろしてもらうのもアリだったかなぁ。ま、出てしまったモノについてあーだこーだ言っても仕方がないので、もうやめます。

☆:そんなわけで、そろそろ暴露しちゃいましょう。今日のその1:「ジョーイの六本木泥酔ストーリー」!!

★:おおっ、突然始まった。なんですか?なんですか?!!



ファンの夢の中のジョーイ…


☆:88年の再来日、彼らは東京は六本木の某ホテルに滞在してたのよ。場所がら「ハード・ロック・カフェ」もあるし、外国人は多いし、そして来日ミュージャン3組がこの時このホテルに滞在してて、もうどんちゃん騒ぎ。特にジョーイは普段から泥酔ステージで有名なボーグスのシェーンと六本木の町に繰り出しちゃって、フラフラになりながら朝帰り。特にラモーンズ・ファンじゃない女の子ともChuー!しまくってたり、たぶん本人も覚えてないんだろうな・・・っつーくらいの泥酔具合。階段から落ちるは、落ちても笑っているは、完全にいっちゃってましたね。

★:ぎゃはは、面白ーい!!(笑)

☆:でも、ジョーイがそんなに泥酔したのを見たのはその時くらいだなぁ。

★:他にはないんですかー??

☆:あなたもいろいろあるじゃないの? CJの話。どうぞ(笑)。

★:うっ、急にフラれても・・・。妹分としていろいろ見て(監視して?)きましたけど、一番若者だっただけに、女性にはモテてましたねぇ。夜のお相手には困らなかったのでは? 24時間べったりついていたワケではないので全部把握してませんけどね(してたら怖い・・・(笑))。真実は知りませんよー。笑える話を暴露するなら、大阪あたりのバーで飲んでたら酔っ払ったオヤジに気に入られてChuー!されて困ってたとか、新宿の床屋で坊主頭にした後、その坊主頭にドライヤーをガーガーかけられて困った顔してたとか、絶対に和彫りで入れるんだっ!て札幌への移動日を無視して墨を入れに行って、プロモーターやメンバーを困らせたりとか・・・あんまり面白くないか・・・。まぁ、いろんなことがありましたわ。



このヘアスタイルは誰が見てもジョニーだな
間違いない


☆:90年代の始めのラモーンズのポジションって、「ビッグ・ネームじゃないないけど人気あり」って感じで、日本じゃ外にも自由に出かけられたり好きなもの食べたり、そもそもメンバーが好きな国だったから、滞在を相当エンジョイしてたし。ネタが転がってるんだよね。これが、もっとビジネス・ライクな国のツアーだと、ホテルの部屋にこもりっぱなしで何もできないからネタがないし、外にもでない。ってことだよね。ほかの国のFCのヤツとかいろんなネタもってそうだけど。イタリアのパオロ君なんてどうなんでしょうね? メンバーにShit!とか言われてた、彼は(笑)。

★:パオロは何やってるんだか・・・。イタリアのパオロ&ノダリ、イギリスのヴェロニカ&ボー、ノルウェーのジャリ、アルゼンチンのギルエルモ、アメリカのジミー&ミック、FCジャパン・・・このあたりのメンツで座談会やった日には、きっと暴露ネタだらけで大変だぁっ! そんな企画も楽しいかなぁと思う今日この頃デス。はい。





◎ トミー・ラモーン・プロデュース
ミュージカル『GABBA GABBA HEY』


☆:あまりに酷すぎてコメントのしようがありません。

★:えっ? yukiさん見たんですか?

☆:知り合いの人から映像を見せてもらう機会があって・・・で、その人曰く「笑うしかない」と。

★:ええっ?? ラブ・ストーリーだって聞きましたけど・・・どんな内容?



後方にうっすら見えるのがトリオのスタジオ(?)・ミュージシャン
見えないからってダウンピッキングをサボらないように…


☆:今年はTHE WHOの『TOMMY』を始め、映画もアパレルもそうだけど、ロックものが旬らしくて、昨年のQUEENのミュージカルとか話題になってたから、ちょっと期待してたんだけど、思いっきり谷底に落とされましたね。

★:谷底っすか・・・それは相当ヒドイっつうことですな。

☆:学園祭以下だよ(苦笑)。だいたいステージがさ、ホールじゃない。たぶん500人くらい入ったら満席な規模だ、映像からみると。しかもステージのセットなんてないから、最初から最後まで赤い壁だけ。その前に3人のスタジオ・ミュージシャンが下手な演奏しているのさ(笑)。



スイマセン!何の相談っすか?!


★:トミーがドラムを叩いたりしないんですかね?


☆:だからぁ、そんなレベルじゃないんだって。ストーリーもあるんだかないんだかわかんない。陳腐な『ウエストサイド・ストーリー』。しかも総出演人数6名くらいの。普段、こいつらラモーンズなんてぜんぜん聴いてないんだろうなあ・・・という謎の動き。わかりやすくいうと、映画『ウエストサイド・ストーリー』な動きなのよ。両手を横に広げて腰を横に振りまくる・・・みたいな(笑)。ちなみにこれ、「ロックンロール・レディオ」に合わせて踊ってるダンス。



お~しりフリフリ ロックンロール・レイディオ♪


★:・・・ははは・・・。


☆:なんとか最後まで我慢して見たけど、素人の学園祭でした。唯一救われたのは、選曲の良さだけかな。そこがトミーの関わってた部分なんだろうから、それはよかったと思うけど、とにかくラモーンズなのに随分酷い演出してくれたなあ・・・って感じ。最近のラモーンズものは、映画を始め、トリビュートもいい作品が多かったから余計ね。



ボーン・トゥ・ザ・USA♪が聴こえてきそうな…





◎ Yuki Kuroyanagi写真展編


☆:写真展さぁ、FCイベントととは違うんだけど・・・。

★:そうですけど、いいじゃないですか。実際来られる距離の会員の方も沢山見に来てくれてたわけだし、私の友達なんて、あの写真見て「ラモーンズ聴いてみようかな」とか言ってたんですから。

☆:あのさ、goofyの友達なのに、今頃「聴いてみようかな」なの?

★:ま、まぁ、いろんな友達がいるんで、そこは突っ込まないでくださいよ。



ジョニー・ラモーン限定モデルの
モズライト・ギターがアクセントになってます


☆:まあね。けど、ま、これは私のプライベートな仕事の部分だったけど、ラモーンズは切り離せないし、実際アートゥロやジョニーからは「いつか何かやれ」みたいなことは言われてたし。やっと重い腰をあげました、自分で言うけど。

★:いや、ほんと。次は写真集お願いしますよ。

☆:はっきり言って、写真集のために写真はためてあるよ。ためてあるっていうか、写真集はきちんと完璧に出したいんでね。今、写真集を始め、いろいろ話はあるんだが・・・まあ、現実的になったらお知らせするけどさ。

★:はい、首を長ーくして待ってます。何かお手伝いできることがあれば何なりとお申しつけくださいっ!(力入れてみました。)



「手書きは自信がないからタイプ文も同封してみたゎ♪」
というヴェガ氏からのメッセージ。ラモーンズ・シールくれっ!


☆:写真は今回だけの未発表はクラブ・チッタ川崎の全景写真、CJのライブ、ジョニーとファンのライブ中の写真などなど。しかし、でかくプリントすると迫力あるねぇ・・・。今回はモノクロがメインだったけど、カラーも見せないとね。

★:FCのHPでは写真を公表できないんですか?

☆:なかなかFCのHPでは見せるのが難しいんだよね。すぐコピられるし、海外に流出しないようにしないと無理。カメラマンのサイトも公になってるもの(CDのジャケ写)以外は難しいというのが現場の声なんだよね、まだ。けど、ほかの方法で考えたいとは思うし写真集出す時は、FC会員だけの特典付けるとかも考えたいとは、思ってます。



ラモーンズ・ライヴが聴こえてきそうです(T_T)


★:なるほど。インターネットはある意味、無法地帯ですからね。yukiさんは、本当にラモーンズのおいしい瞬間を収めてきたと思うので、その作品たちが世の中に出るのを会員と一緒に楽しみにしてます!


☆:bbsに質問きてたけど、プリントは自分でやってるの。4畳半の部屋を暗室にしてプリントして。写真学校に行ってる人ならわかるけど、プリントは楽しいんだよ。もう、なかなかやるチャンスもないけど、デジタル時代で。カメラマンがプリントを自分でやるのは普通です。

★:薬品のニオイがする部屋を思い出しましたー。時間計ってやってましたっけ。何だか懐かしい光景が思い浮かびます。



1月来日時にマーキーも頑張って考えて書いてくれました♪


☆:次にちゃんとした個展というか写真展やるときは、等身大のグループ・ショットとか飾りたいと思ってるんだよねえ。スポンサーいないとできないけど(笑)。ビジネスだよ、もう。企画はいろんな人間交えてこれから考えるよ。

★:はい、実現に向かってよろしくお願いしますっ!(もっと力入れてみました。)というワケで、大急ぎで振りかえってみましたが・・・FC活動としては、パーカー作りました! かなり好評だったので大満足。でも新ロゴでも作りたい! 暖かくなってきたからTシャツも作りたい! キッズFCも近日始動したい! あれやこれやアイディアは盛り沢山ですがなかなか先に進みません・・・でも今年後半も頑張る!ので皆様よろしくお願いします♪


<END>


2006.05.06


テキスト及び写真 : 畔柳ユキ / Ramones Fan Club Japan ©RAMONES FAN CLUB JAPAN
ALL TEXT & Photos by ©yuki kuroyanagi & ©RAMONES FAN CLUB JAPAN

記事及び写真の無断転載を固くお断りいたします。

 





 



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